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2回目の最後 — ブラジルGP木曜記者会見

マッサ、今後は何をする?

木曜日恒例のドライバー記者会見。2部構成の会見パート1には次の3名が参加。

マーカス・エリクソン(ザウバー)
フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
ランス・ストロール(ウィリアムズ)
※マッサのコメントを中心に抜粋して掲載してあります。

F1ドライバーとして最後の母国に挑むマッサはF1でのキャリアや引退後について、ストロールはマッサの代わりに新たにチームに加わるチームメイトについてそれぞれ質問に答えた。

Q.フェリペ、またこの場に来ることになりましたが、今回も(昨年に引き続き母国での)最後の闘いになります。今度はそうなりそうですか?

最後の母国レースを迎えるマッサ。

フェリペ・マッサ(以下、マッサ):そうだね! 実際今回は僕の2回目のブラジルでの引退レースだけど、今回は確かにF1では最後だよ。だからホームのレースでまたアメージングな空気を味わうのがすごく楽しみだし、僕が育った場所で最後にF1のマシンを走らせることを本当にエンジョイしてるよ。だからすごく楽しみだし、とにかくいいレースをして有終の美を飾りたいね。

Q.F1のボーナスシーズンとなった今年のハイライトは何でしょうか?
マッサ:正直、アメージングと言えるハイライトはないよ。もちろんマシンはシーズンの初めに比べると最近の方が競争力があるけど、今年は開発面ではあまり優れてはいなかったからね。でもルールが変わった今年のマシンを走らせることをエンジョイしたのは確かだよ。現行のマシンはダウンフォースが大幅に増したから走るのが楽しいし、間違いなくすごく楽しめたよ。あいにくいくつかのレースでツキがなかったし、本来ならたくさんポイントをゲットできてたハズだったけどそれができなかった。それは僕に落ち度があるわけじゃなくて、マシンがいくつかの問題を抱えてたからね。現状よりもう少し競争力があることを予想してたけど、確かにエンジョイできてるし、マシンを走らせるのが楽しいよ。何も問題がないときはこのマシンを最大限に活かすことができるから、それには満足してるよ。間違いなくエンジョイできたシーズンだったね。

Q.ランス、あなたは来年新しいチームメイトを迎えますが、どんな人物を希望しますか? 若手、ベテラン、それともチームはギャンブルに出る必要がありますか?

新たな世代へバトンタッチ!来年のチームメイトは誰になる?

ランス・ストロール(以下、ストロール):それは結局チーム次第だからね。僕の仕事は僕のマシンを走らせることだから。望むとすれば(ルイス・)ハミルトンかな。でも彼はそのタイミングは空いてないよね。冗談だよ(笑)。 完全にチーム次第だから。さっきも言ったように僕の仕事はマシンを走らせることだし、それ以外のことは彼らの仕事だよ。

Q.フェリペ、今回があなたにとってF1ドライバーとして最後のブラジルGPです。このトラックでの一番の思い出は何ですか?
マッサ:一番の思い出は2006年の初優勝だろうね。ブラジル人にとっては夢がかなったような感じだし、F1参戦をいつも夢見てた。特にこのトラックを(F1ドライバーとして走ることを)ね。F1にやって来て、それで勝つ。ここでは2勝してるし、ポール・ポジションは3回で、ポディウムには何度も上がってる。でも2006年のここでの優勝だね。夢がかなったみたいな感じだったし、一生忘れないよ。2006年はホームGPで勝てたんだから、キャリアのなかで間違いなく最高の一日だったよ。

Q.フェリペ、これから別のカテゴリーに参戦することは考えていますか? もしそうする場合はどのカテゴリーでしょう?
マッサ:もちろんだよ。僕は走ることは続けててトラックで楽しむことは続けてると思うよ。それは8歳からずっとしてきてることだからね。それに長い間それが僕の仕事だったから。だから楽しめるカテゴリーを見つけ出したい。F1みたいに長いこと楽しめるヤツをね。どのカテゴリーがいいかを見極める時間はたっぷりあるよ。そこからどうなるか見てみよう。

Q.フェリペ、あなたのキャリアをどう評価しますか? ある時点ではワールドチャンピオンにかなり近いところにいました。8点ですか? それとも10点満点でしょうか?
マッサ:10点満点はチャンピオンシップに勝ったりそれ以上の成果を挙げた場合じゃないかな? 子供のころはこんなキャリアを送れるとは思ってなかったし、まずはF1は夢で、それで僕はF1まで登ってきて、何度もレースに勝って、それでたぶん”あのとき(2008年)”は最後の数mまでチャンピオンシップを賭けて闘ってた。それに、僕は歴史上もっともチャンピオンシップ制覇にギリギリまで近づいたドライバーだと思うから、僕は自分のキャリアがすごく誇らしいよ。7点、8点、9点とか、そういうのは重要じゃないよ。僕がやり遂げたことを誇らしく思う。たくさんのことを学んで、たくさんの人たちに会って、それから一番大事なことはみんなが僕をリスペクトしてくれたことで、それが一番大事なことだと思う。多くの人たちと素晴らしい関係を築くことができた。自分がやり遂げたことにすごく満足してるし、人生まだできることはたくさんあるけど、堂々と締めくくることが一番重要なことだろうね。

2016年のブラジルGPでリタイヤしたマッサ。観客席からの大きな声援に、涙を流しながらガレージへ戻った。

Q.観客のためにいつもと違うことを何かするつもりですか? 昨年、レースを終えたあなたはピットレーンを歩いて抜けて、観客を近くに感じることができました。レースをフィニッシュしたあとに何かいつもと違うことをしトラックを歩いて回ったり、観客にありがとうと伝えますか?
マッサ:まずは素晴らしいポジションでフィニッシュしたいね。それが一番大事なことだし、去年はそれができなかった。だから別の何かができたなら、決して忘れられないだろうね。去年も十分以上だったけど、僕が今楽しみにしていることはいい結果を残せるいいレースをすることで、すべては考えたことはないけどそれがすべてできれば最高だよ。僕が本当に望んでるいい結果を手にしたあと、何ができるか見てみよう。

【STINGER】
Photo by WILLIAMS F1 TEAM / LAT Photographic

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