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アメリカGP予選開始時間の不思議–バーニー・エクレストン体制さようなら?!

バーニーさんは、変わりゆくF1GPをどう見ているのだろうか。

 

2017F1GP第17戦アメリカGPの予選が、変則的な時間帯に行なわれる。

通常の予選は、現地時間の14時から。ナイトレースなどの場合、イギリスとの時差が考慮されて、この例から外れることがある。というより、最近は、外れる方が多くなっている。

今年の場合、14時から予選が予定されているグランプリは、20戦中8戦だけ。その意味では、アメリカはさほど“変則”ではないかもしれないが、気になるのは、予選開始時間が、フリー走行3終了から4時間後であることだ。

他の19戦の予選は、フリー走行3終了の2時間後と決まっている。この間隔は、フリー走行3で、クラッシュなどで何らかのトラブルに見舞われたときに、余裕はないが、ギリギリ修復ができる時間とされていた。のんびりはできないが、大方の“修理”が効く時間だ。しかし、アメリカGPは4時間後の16時(日本時間翌朝6時)から。

4時間空きには理由があった。夕方、人気アーティストのジャスティン・ティンバーレイクのコンサートが行なわれるからだ。

予選開始時間を遅らせたのは、コンサートまで観客を引き止めておくため、というのがその理由。これはリバティ・メディアの新しい考え方のひとつの現れと言っていいが、これまでF1を仕切ってきたF1のドン、バーニー・エクレストン時代には考えられないことだった。

F1というブランドは、大切な商材。そのF1GPを、“従わせる”ことはしなかったに違いない。しかし、リバティ・メディアの考え方からは、それは古びた思考回路かもしれず、彼らには彼らの“正統な理由”があるのだろう。しかし間違いないことがひとつだけある。それは、こうしたところから、F1が『確実に変化』している、ということだ。

[STINGER]山口正己

photo by COTA

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