F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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う〜ん、複雑!!

ロッテラー.jpg
トムスの40周年記念パーティのロッテラー
と舘信秀監督。

◆ケータハムからリリースが届いた。数日前から噂に挙がっていた、『ロッテラーが可夢偉に代わってステアリングを握る』、というのは本当だった。


◆チームのリリースと言えば、チームに都合のいいことしか書かれていない時代もあったが、最近はかなり精確な情報をつたえるようになっている。この情報時代に、おかしなことを書くとすぐにバレてしまうからだ。しかし、今回のケータハムのリリースは、非常にあいまいな表現がされていた。

Lotterer will replace Kamui Kobayashi for this round of the championship. 
チャンピオンシップのこのラウンド(ベルギーGPのこと)で、ロッテラーが可夢偉と交代する。

The Japanese driver still remains part of the team.
日本人ドライバーは依然としてチームの一員である。

◆どっちもその通りの事実を伝えているのだが、もうひとつ、釈然としないのは、「次から戻る」、という表現がないことと、チームの一員なのに、コメントがないこと。う〜ん、考えすぎであってほしい。

◆可夢偉のtwitterの日本語と英語の表現の微妙な違いも気になる。

<日本語>
今週のベルギーGP、僕は参戦しない事になりました。僕の好きなSPAを走れないのは非常に残念ですが、チームの為に受け入れました。 腐らずにまたレースに出れる様準備して行きたいと思います。 そしてファンの皆様に本当に申し訳ありません。

<英語>
I will not drive this week Belgium GP. It’s shame not to drive spa. And feel sorry for all my supporter but this is Motersports! I hope not!

◆but以下、” でも、これがモータースーポーツ!! そう願いたい!”なのだが、日本語では、「チームの為に受け入れました。 腐らずにまたレースに出れる様準備して行きたい」と、若干違うニュアンスの表現に見える。チームのメンバーには日本語は読めないから、こっちが本音? というのは、やっぱり考え過ぎ?

◆ロッテラー
が所属するチーム・トムスの舘信秀監督は、「(もてぎのスーパーフォーミュラとバッティングすることで)ペトロナスのスポンサー始め、アンドレはいろいろ気をつかっていたけれど、(エンジンを供給している)トヨタ関係者含めて、いいことだよね、ということで、頑張って、と。大変なチームだし、いいところを見せられる保証もないけれど、やはり、F1というステイタスは高いんだと思います」とコメント。

◆また、今後について舘監督は、「ベルギーだけと聞いてます。その後の、スーパーフォーミュラは全部出る、と言ってますし
」とのこと。ただし、ベルギー以降でF1とバッティングするスーパーフォーミュラは、鈴鹿の後のブラジルだけではある。

◆そうと決まったら、ロッテラー
が楽しめる週末を応援したいが、イタリアGP以後が
どうなるのかは分らない。願わくば、今回ベルギーでケータハムが投入をていしているというアップデイトが功を奏して、ピレリ・タイヤを履きこなしてロッテラー
がいい走りを見せ、同じタイプの鈴鹿で可夢偉が楽しいレースをしてくれんことを。

◆しかし、今回が、鈴鹿に備えてのロッテラー
の練習じゃないのか、という声も聞こえて、ちょっと複雑な気分。こうなったら、AUTO GPでタイトルを決めた佐藤公哉が、GP2でスッキリさせてほしいぞ!!

GP2でも、シャンパンファイトをせずにまずは呑むスタイルを見せてほしいm(_ _)m。
佐藤公哉呑み.jpg


photo by STINGER/AUTO GP




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