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ぶつかるのは、迫力があるんじゃなくて、おバカなだけだ

IMG_2304.jpg

これはテストキャプションです。

写真は数年前のイメージです。

フェイスブックに”TAKI”こと井上隆智穂さんが、久々にスーパーGTの表彰台に上がったNSXを名指しで、以下のようにコメントした。

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皆んなを代表して言ってみる(汗)。
「ホンダさん、シーズン中にレギュレーション変更までして手に入れたポディウムはどんな気持ちですか。教えてください。」
—-

これを見て、国内にあまりいらっしゃらない井上隆智穂さんは、表層しかご存じないと思いつつも、指摘は非常に鋭かったので、注意して反響を拝見しつつ、コメントをお届けした。

中には、ホンダの姿勢が恥知らずだとの指摘があったので、それには、こう反応した。
それが彼らの普通のやり方ですから。存在が恥知らず、というなら、ありかもだけれど、日本で人気を出そうとしたら、あれしか方法がないm(_~_)m。

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そもそも、スーパーGTは、勝ったらウェイトハンディを積むという、闘いを根底から台無しにする決まりが定着している。それは、マクラーレンが参戦していたときに、ロン・デニスからそんなバカなことがあるのか、と質問された友人の話を持ち出すまでもなく邪道と思うが、詰めかけるお客さんの多くには、そんなことより、”迫力ある熱戦”(大汗)が見られる方が大事なので、まぁ、それはいいとしておくが、問題も出る。邪道を野放しにしていい気になっていると、『世の中、必ずどこかでバランスが取れる』という事態にそのうちなるからだ。

今日(5月21日)のオートポリスでの第3戦を観ていても、品のない当たり当てられが驚くほど連発したが、どうやらそれを当事者も周囲もよしとしているというか、”迫力ある熱戦”としてむしろ歓迎しているとも取れるムードが気になった。

モーターレーシングは、クルマの闘いであって、ぶつけあいではない。高度な知能の闘いの場であることを、この辺りでみんなでもう一度思い出しておかないと、どこかでバランスが取れて残念なことになるんじゃないかと、気が気じゃないのである。
photo by [STINGER]

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