オリジナル リリース – AT&T・ウィリアムズ【日本GP(木)】
◆シンガポールグランプリを振り返って
ニコ・ロズベルグ(以下、ロズベルグ) シンガポールは良くも悪くもあったんだ。一方でチームがマシンを飛躍的に向上させてくれたおかげで、トップチームと渡り合えるまでになっていたのに対し、自分のつまらないミスで2位になれる可能性をふいにしてしまったんだ。
中嶋一貴(以下、一貴) 僕にとっては堅実でありながら、盛り上がりに欠けるレースでした。特に悪いできごとはありませんでしたが、反対に輝く場面もなかったですね。チームとしてはレースウィークを通じて継続的に強かったのですが、僕はレースでポイント圏内までポジションを上げることができませんでした。来週のホームグランプリでチームの強さが活かせることを願ってます。
◆シンガポールと日本の合間に取り組むこと
一貴 東京には月曜日に入り、火曜日にはスポンサーデーに出席、そして水曜日には鈴鹿に入ります。このラウンドはレースが終わって、翌週の月曜日と火曜日もスポンサーデーがあるから忙しいんですけど、去年は全てをレース前にこなすスケジュールだったので、それに比べれば楽ですね。
ロズベルグ シンガポールから香港に行って、火曜日にRBSと一件こなす。その後、水曜日に日本入りするよ。
◆日本について
一貴 もともと鈴鹿の近くで育ったので、鈴鹿サーキットは何度も何度も行ったことがあります。カートをはじめたのも鈴鹿ですし、鈴鹿ではF1だけでなく、日本国内の無数のレース、モータースポーツを見てきので、鈴鹿に行くのは家に帰るようなものですね。4月にちょっと行ったことを除けば、過去4年間鈴鹿に行ってないので、今回のラウンドは全く新しい経験をしに行く感じです。鈴鹿はとても素敵なところですし、行くのが待ち遠しい気持ちです。
ロズベルグ 鈴鹿ではいい成績が残せると思うから、今から楽しみだ。個人的にはF1が開催されるサーキットの中ではスパと同様、一番いいサーキットだと思ってる。そして鈴鹿のファンはF1が大好きだから、よけいに盛り上がるね。
◆技術的に鈴鹿を見る
一貴 鈴鹿は技術的にチャレンジングなサーキットです。8の字型にレイアウトされていて、高速と低速を織り交ぜた16のコーナーで構成されています。僕のお気に入りは有名な130Rです。正確に走らないと、すぐにしっぺ返しを食らう、ドライバーを許容しないコーナーですからね。サーキットとして速い部類なので、セットアップは、よくバランスさせないと一周ずっと拷問を受け続けるようなサーキットなんです。もう一つ、この時期の日本では、天候が変わりやすいから気をつけないといけないですね。まぁ、天候が変わってもよりエキサイティングになるだけですけどね!
ロズベルグ もう3年も鈴鹿に行ってないんだけど、前回レースをした時ははよく馴染めた記憶があるから、またそこでレースができるのが楽しみだよ。