F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

【カナダGP プレビュー】

◆ペドロ･デ･ラ･ロサ
「カナダGPがまたF1カレンダーにもどってきて嬉しいよ。最高の雰囲気の中で素晴らしい戦いができるから、皆が楽しみにしているレースなんだ。モントリオールのサーキットはレースを盛り上げるのにふさわしいレイアウトを備えているし、間違いなく追越しが最もしやすいコースのひとつだろう。これまでのサーキットよりダウンフォースを低く設定して走ることになるし、特別な個性のあるコースと言えるね。前回、ここを走ったのは2005年。金曜のフリー走行だった。これまでで最も楽しかったレースのひとつが、2001年のカナダGPだろう。5本の指に入るマシンに乗って、ミカ･ハッキネンたちと競り合ったんだ。あれは最高だったよ。ブレーキに負担がかかるコースで、エンジンにとっても厳しいレースになるよ。ただ、ドライバーの体力的には、それほど苦労することはないんだ」。

◆小林可夢偉
「モントリオールへは一度しか行ったことがないんですよ。トヨタのテスト･ドライバーだった2008年のカナダGPです。あのときは、もちろん独特の雰囲気を楽しみました。ちょっとメルボルンに似ていて、レースの週末中ずっとみんながパーティーを開いている感じです。あの観客の前でレースができるかと思うと、すごく嬉しいですよ。トルコではまずまずのレースができたので。あれがきっかけになって、これからもっとよく戦えるようになって欲しいですね。そのためには、これからも全力を尽くす必要があります」。