オリジナルリリース・ブリヂストン
◆ブリヂストンのハード・タイヤが、トルコGP初日のイスタンブール・サーキットで最速タイヤだった。暖かく、太陽が照りつける風の強いコンディションで、マクラーレン・メルセデスのヘイッキ・コバライネンが1分28秒841の最速タイムを記録した。
◆ブリヂストンは、ハードとソフトのタイヤを持ち込んだが、路面コンディションが変化する中で、ベストのセッティングを見つける作業はチャレンジングだった。コースサイドの人工芝が剥がれるトラブルで赤旗中断された午前中のセッションでは、ハードコンパウンドを履いたAT&Tウィリアムズのニコ・ロズベルグの1分28秒952が最速だった。
◆浜島裕英モータースポーツタイヤ開発総括責任者は、「今日は、路面コンディションが最大の焦点だった」と語った。
◆「イスタンブール・パークは素晴らしいコースだけれど、年間を通じてたくさんのレースで使われているわけではないので、路面にラバーが乗ってわれわれのタイヤが適切に働くようになるまでは、時間が必要だった。午後になっても、路面は理解できるほど改善されなかった。今日は風強かったことも、現在のF1カーに厳しかったのかもしれない。今日は、タイヤのグリップとグレイニング(ささくれ)について言及するのは、いつもの金曜日のように難しい。間違いないのは、シーズンを左右するはずの、偉大なサーキットのひとつであるこのコースの明日(土曜日)の戦いが興味深いものだということだ」。
◆「今日を見る限りでは、今週末は、チームの戦力がやや異なるものになりそうだけれど、チームはセッティングを煮詰めている段階で、路面も変化していく。ここで重要なのは、路面温度だ。今日よりも暑くなれば、ハード・タイヤがソフトタイヤよりグリップがよくなるだろう。気温下がれば、ソフト・タイヤが、ハード・タイヤよりグリップするお勧めのタイヤになる。とにかく、グリップ・レベルとラップタイムが、二つのタイヤで非常に似通っている」。