消滅したF1チーム–カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと56日
新シーズンに向けてハートチューニング!!
(57日からつづく)
富士スピードウェイで初の日本GPが行なわれたのは1976年。6輪車の“たいれる”や、甲高いV12のマトラを搭載したフレンチ・ブルーのリジェを覚えているファンも多いと思う。参戦チームは16チームあったのだが、が、ショッキングな事実があった。
参加した16チームのうち、現在残っているのは、フェラーリ、マクラーレン、そしてウィリアムズの僅か3チーム。つまり、13チームが消滅している!!
ここには、コジマとマキという和製チームも含まれているが、当時は、誰でも買えたフォード・コワースのDFVエンジンと、ヒューランドのギヤボックスを用意できれば、アルミモノコックのシャシーを作れるコンストラクターなら、ある意味気軽にF1に参戦することができた。
以後、高度になってゆくF1は、コストキャップで予算を制限したとしても巨大化の一途を辿り、いまではどんなに安く見積もっても年間100億円が必要になり、自動車メーカーのサポートなしにはできない世界になった。
1976年のエントリーリストにあって、その後見られなくなったチームは、以下の通り。
*ティレル
*ロータス
*ブラバム
*サーティース
*マーチ
*BRM
*ヘスケス
*シャドー
*リジェ
*フィティパルディ
*ペンスキー
*コジマ
*マキ
出るのはため息ばかりなり。
[STINGER]山口正己
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