デビッドソンとブエミ、会心のアタック!!
インタビューに答えるブエミ(右)とデビッドソン。
10月11日、富士スピードウェイのWEC第5戦の予選が行なわれ、アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミのトヨタTS040 HYBRIDがポールポジョンを決めた。
WECのレギュレーションで、二人のタイムの上位二つの合算で争われるが゜まず、デビッドソンが最速タイムを記録し、路面や気象条件が変化して状況が読めない中で、ブエミも会心の走りでベストタイムを記録して、ポールポジョンを決めた。
トヨタ・ワークスのもう1台に乗る中嶋一貴は、6月のルマン24時間から約100日振りのWECを、2台のボルシェを挟んだ4番手グリッドからレースをスタートする。
デビッドソンはブエミは異口同音に、「ポルシェの前でスタートできてよかった」と、ストレートスピードで20km/h速いポルシェを警戒するコメントを発したが、アレックス
・ブルツとのコンビで、2台のポルシェの後ろからスタートする4位の中嶋一貴は、「スタートで抜かれる可能性もあるので、何とも言えない。トヨタは、総合力でいい闘いができると思うので、ゴールのチェッカードフラッグを受ける時にどこにいるかを見てほしい」と、強気のコメントを笑顔で語った。
今回の富士のレースは、それぞれのマシンセッティングと特性の違いから、ストレートスピードのポルシェ、耐久性のアウディ、総合力のトヨタと分類でき、それを証明するような、トヨタ-ボルシェ-ポルシェ、トヨタ-アウディ-アウディのグリッドになった。
決勝レースは、明日日曜日の11時にスタートし、6時間で闘われる。