【WEC】トヨタ、2015年仕様のTS040ハイブリッドを公開
2015年型のTS040ハイブリッド。空力やサスペンションなど、多くの改良が加えられている。
トヨタ・レーシングは3月26日(木)、フランスのポール・リカール・サーキットで、2015年仕様のTS040ハイブリッドを発表した。
トヨタは昨年の世界耐久選手権(WEC)でマニュファクチャラー / ドライバーズのダブル・タイトルを獲得し、今季はタイトルホルダーとして参戦する。
2015年型のTS040ハイブリッドは昨年型の進化モデルで、空力の改良やボディ前端のクラッシャブルストラクチャーを含めて見直し、サスペンションもタイヤをより効率良く使えるように再設計され、加えて軽量化も施された。
パワートレインは継続してトヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)を採用。放出エネルギー量は昨年と同じ6メガジュールとなっているが、更なる性能向上のため、スーパー・キャパシタの構造変更も行われた。
また、チームは今年もふたつの空力パッケージを準備し、ポール・リカールで両方のテストを行う。その後、ル・マン仕様は高速走行に向けに最適化され、もう一方のスプリント・パッケージはリアウィング、エンジンカバー、フロントのボディワークに手を加え、高いダウンフォースを発生する。
ドライバーは、1号車をアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴が担当する。2号車にはアレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、そしてマイク・コンウェイが加わる。
テスト兼リザーブ・ドライバーに小林可夢偉が採用されたほか、昨年は8号車を担当したニコラス・ラピエールがテスト兼開発ドライバーとして参加する。
Photo by TOYOTA MOTOR CORPORATION.
[STINGER レーシングナビ]