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壮絶バトルの激戦をレイホールが制覇!!–インディカー第11戦

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戦慄が走る激戦を制したレイホール手前の赤。ゼッケン14佐藤琢磨は、終始トップ争いに絡んでレースを盛り上げた。

インディカー・シリーズ第11戦は、平均速度が300km/hをはるかに超えるフォンタナのオートクラブ・スピードウェイで250周のレースを行ない、グレアム・レイホールがインディカー2勝目、ホンダにとっての今期3勝目(オーバル初勝利)を飾った。

フォンタナ・オートクラブスピードウェイは、あまりにハイスピードのため、ドライバーが慎重になってスピンやクラッシュが少ないコース。レース前半は、例年どおりだったが、中盤以降にクラッシュが頻発するリスキーなレースだった。

◆大暴れのレイホール!!
序盤から3ワイド、4ワイドが連発。時には5台が横並びになる5ワイドのトップ争いという信じられない光景も観られる激しいレースだった。しかし、中盤以降にアクシデントによるフルコースイエローが続き、今後に問題が残す荒れた展開になった。

結果的に、残り9周でフルコースコーションが出て、レースは残り5周のところで赤旗中断、セフティカーラップを差し引いた残り3周の超スプリントレースとなったが、最終ラップにブリスコーとハンターレイがまたまたクラッシュ。レイホールが勝ちを拾う波瀾の幕切れとなった。

レイホールは、誰彼かまわず接近しすぎてリスクフルなレースを見せたが、途中の給油で、メカニックのミスで給油リグ(給油装置の先端器具)を着けたままスタートし、そのリグが外れてフルコースコーションを引き起こしたにも関わらず、ペナルティもなく優勝するすっきりしない幕切れとなった。

佐藤琢磨は、素晴らしいレースを見せていたが、残り9周のトップ集団の中でウィル・パワーとクラッシュ、惜しいレースを終えた。

◆2015インディカー第11戦トップ10
 1. G.レイホール H
 2. T.カナーン C
 3. M.アンドレッティ H
 4. J.P.モントヤ C
 5. S.カラム C
 6. S.ディクソン C

 7. J.ジェイクス H
 8. C.キンボール C
 9. S.パジェノー C
10. J.ホークスワース H
リタイア 佐藤琢磨 H
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