ホシノ・インパルがフロントローから金子さんに捧げる勝利
喜びのオリベイラと星野監督。
スーパーフォーミュラ第3戦富士大会は、予選/決勝ともチーム・インパルのものとなった。予選のフロントロー独占は、ホシノ・インパルにとって3年振り。
決勝のスタートでカルダレッリがホールスピンで出遅れ、1コーナーで接触されて後退したが、予選2番手のJ.P.DE.オリベイラが真っ先に第一コーナーに飛び込んでレースを完璧にコントロールしてシーズン初勝利を飾った。
これでJ.P.DE.オリベイラは、石浦宏明に続いてシリーズ2位に躍進した。
また、スタートで出遅れ、接触の影響でピットイン、最後尾に落ちたカルダレッリは、そこから素晴らしい追い上げを見せて、最後は、スタートの1コーナーで強引に前に出られた小林可夢偉を撃墜して9位でゴール。スタートのミスは痛かったが、そこからの追い上げで無念を取り返し、”悔しい経験”をポケットに入れた。
レノボ・チーム・インパルの星野監督は、親友であり、頼りにしていたチームの大黒柱であり朋友だった金子豊さんを亡くして初めてのスーパーフォーミュラでの完全勝利を、”金子がいなくなってダメになったと言われないようにがんばった”とコメント、勝利を喜んだ。
Photo by JRP