フォーミュラE、2シーズン目に向け始動
モーターユニットの変更が話題の焦点。
初代チャンピオンのネルソン・ピケJr.が誕生して1カ月、フォーミュラEは、2シーズン目の2015/2016に向けて動き始めた。
フォーミュラEの拠点である英国北部のドニントン・サーキットで、8月11日と12日に合同テストが行なわれ、ピケと最後まで初代タイトルを争ったセバスチャン・ブエミが、2日ともトップタイムを記録した。
2シーズン目に向けて、最大の話題は、モーターユニットの変更。これまではマクラーレンがチューニングしたルノーのモータージェネレーターを使っていたが、ここから先は、それぞれのメイクスがパワートレーンの供給を担当すかることで、マシンに明確な格差が着くことになるはずだ。
今回のテストでトップタイムを記録したセバスチャン・ブエミは、2014/2015シーズンに全チームに供給されたマクラーレン・チューンのベースとなったルノー製を使い、一日の長を証明した。
その一方で、初代ワールドチャンピオンのピケや、ヤルノ・トゥルーリがタイムを記録できなかったのは、新たなパワートレーンの問題と想像できる。
また、1997年のF1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーブも、ヴェンチュリーのマシンに乗り込んで、シーズンに備えたことも話題を呼んだ。
鈴木亜久里のチーム・アグリは、GP2で優勝経験を持つトム・ディルマンがコクヒットに座ったが、スポンサーのアムリンがアンドレッティに鞍替えして、現在スポンサー募集中。
フォーミュラE2015/2016は、10戦が予定されている。
日本大会は、2016/2107に向けて、現在水面下で実現への調整を行なっていると言われる。
◆フォーミュラEテスト2日目オーダー
1.S.ブエミ ルノー・DAMS 1分31秒050
2.S.バード ヴァージン +0.419
3.D.アブト シェフラー・アウディ +0.487
4.N.ハイドフェルド マヒンドラ +0.491
5.N.プロスト ルノー・DAMS +0.542
6.B.セナ マヒンドラ +0.819
7.L.デュバル ドラゴン +0.865
8.S.サラゼン ヴェンチュリ +0.951
9.J.E.ヴェルニュ DVヴァージン +0.983
10.T.ディルマン アグリ +1.319
11.J.ダンブロシオ ドラゴン +3.905
12.J.ヴィルヌーブ ヴェンチュリ +5.855
※以下NO TIME
13.N.ピケJr.ネクステルTCR
14.J.トゥルーリ トゥルーリ
15.S.de.シルベストロ アンドレッティ
16.O.ターベー ネクステルTCR