訃報 – ジャスティン・ウィルソン、帰らぬ人に
23日(日)、ペンシルバニア州のポコノ・レースウェイで行なわれた200周のインディカー第15戦の180周目、トップ争いをしていたジャスティン・ウィルソンの頭部に、セージ・カラムのクラッシュで飛散したパーツが直撃、ウィルソンは意識を失い、マシンはインサイドのウォールにクラッシュした。
ウィルソンは救助後、ヘリコプターでリーハイバレー病院に搬送され、集中治療室で治療を受けたが、意識を取り戻すことなく、妻ジュリアと二人の娘を残して帰らぬ人となった。
ウィルソンは、F1時代にはジャガーやミナルディで活躍しており、7月17日のジュール・ビアンキの訃報に続く悲報は、F1界にもショック与えている。
イギリス出身で37歳だったウィルソンは、インディカー・シリーズで、7勝、8回のポールポジョン、711周のラップリードを記録。 F1では2003年開幕戦のオーストラリアからミナルディ、第12戦のドイツGPからジャガーのステアリングを握った。
唯一の入賞は、インディカー縁のインディアナポリスを舞台としたアメリカGPだった。
写真素材:Chris Owens/INDYCAR