【WEC】アレクサンダー・ヴルツ、今季限りでの引退を発表
WEC第4戦、ニュルブルクリンクでのヴルツ。ヴルツと言えば左右色違いのシューズがトレードマーク。
元F1ドライバーで、現在はトヨタからWEC(世界耐久選手権)に参戦するアレクサンダー・ヴルツが、今季限りでのモーター・レーシング引退を11月10日(火)に公式サイトなどで発表した。
今月21日(土)に行われるWEC最終戦、バーレーンでのレースがヴルツの最後のレースとなる。
ヴルツは1997年カナダGPでベネトンからF1デビューし、F1引退を発表する2007年まで、マクラーレンやウィリアムズ、ホンダで活躍した。
特に開発能力の高さは有名で、ウィリアムズ創設者のフランク・ウィリアムズは「これまで仕事をしてきた中で、最高のテストおよび開発ドライバーのひとりだ。」と高く評価した。
また、F1デビュー前の1996年にはヨースト・レーシングから、さらに2009年にはプジョー・スポールからル・マン24時間レースに出場し、総合優勝を果たすなど、F1以外のレースでも活躍した。
そして昨年にはGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)会長も引き継ぎ、ドライバーの安全面も担っている。
■アレクサンダー・ヴルツ コメント(公式サイトおよびTwitter和訳)
「プロのレーサーになって20年、ヘルメットを脱ぐ時が来たよ。ありがとう。レースは僕に本当に良くしてくれた」。
Photo by TOYOTA MOTOR SPORTS
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