バリア補修が間に合わず、レースはキャンセル–2015GP2最終レース(アブダビ)
アブダビGPのサポートレースとして行なわれる予定だったGP2第11大会のレース2が、アクシデントによるバリア補修が間に合わずにキャンセルされた。
スタート直後、セカンドグーループの R.マルチェロとピエーレ・ガスリーが接触、スピンしたガスリーに、N.ナトーが巻き込まれたのを発端に後続が大混乱。避けきれずに接触が相次ぎ、3台がバリアに激突、うち1台はバリアに乗り上げ、レースは赤旗中断となった。
オフィシャルの手で衝撃緩衝のテックプロなどのバリアの補修作業が行なわれるが、アクシデントの衝撃が大きく、約1時間をかけたものの完全な補修はできず、その後のF1GPのスケジュールへの影響からレースはキャンセルされた。
レースは中止の裁定となり、ポイントは与えられないことになった。松下信治は、スタートダッシュで3台を抜いて10番手にポジションを上げていた。
photo by GP2