雨で混乱、キングが逃げきり松下5位–GP2第5大会レース2
キングとローランドが地元イギリス、2番手のジオットはイタリア出身。
イギリスGPのサポートイベントとして行なわれたGP2第5大会のレース2は、途中で雨に見舞われる荒れた展開になったが、ポールポジョンからスタートしたレーシングEng.のジョーダン・キングが混戦を抜け出して優勝した。
3番グリッドからスタートした松下信治は、いつものようにスタートでダッシュ、ポールポジョンから優勝したキングに続く2番手に進出。キングを追ったが、セッティング不足のクルマでタイヤの消耗を早めることに。
中盤、突然、降り出した雨の赤で、表彰台を狙って果敢に攻めのレースを進めたが、雨に足元を掬われる形でオーバーラン、ポジションを落し、5位でゴールした。
昨年のシルバーストーンもセッティング未完成の傾向かあったが、チームメイトのシロトキンはさらに厳しい状況だったことや、レース1で圧勝し、8位スタートだったガスリーも、7位でゴールするのがやっと。超高速のシルバーストーンは、タイヤへの負荷の大きさを如実に物語っていた。
果敢に攻めたレースを5位に甘んじたものの、レース1の6位に続いてポイントを獲得した松下信治は、「今回は勝てませんでしたが、最後に天下を取れればいいんですから」と、変わらず強気のコメント。
次のレースは、去年、バンドーンを引き連れてレース2で初優勝を飾ったハンガリーのオンガロリンク。モナコに続く君が代が期待されている。
◆GP2第5大会レース2トップ10
1. ジョーダン・キング レーシングEng.
2. L.ジオット トライデント
3. O.ローランド MPモータースポーツ
4. A.ジオビナッツィ プレマ
5. 松下信治 ART
6. R.マルチェロ ロシアン・タイム
7. P.ガスリー プレマ
8. M.キルチョファー カーリン
9. S.カナマッサス カーリン
10. N.ラフィティ ダムス
photo by GP2