ポルシェとトヨタが僅差のフロントロー–WEC第戦上海6時間予選
スモッグが定番の上海サーキットが、珍しく澄んだ景色に包まれた11月5日土曜日、WEC台8戦上海6時間の予選が行なわれ、
素晴らしい天候に恵まれ、久し振りに澄んだ空気となった11月5日(土)、上海郊外にある上海国際サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第8戦上海6時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは最前列2番手、2列目4番手のグリッドを獲得した。
2人のドライバーの平均タイムでグリッドが決まる予選で、ポールポジョンを記録したのは1 ポルシェ919Hybrid。中嶋一貴とS.ブエミがアタックを担当したトヨタTS050 HYBRIDが、わずか0.06秒差で2番手につけ、M.コンウェイとS.サラザンの6 トヨタTS050 HYBRIDが4番手につけた。
トヨタTS050 HYBRIDは、ここまでの7戦で、予選より決勝のペースが格段に優位にあることを証明しており、3週間前の富士以上のレースを進める期待が高まった。
決勝レースは、6日日曜日現地時間午前11時(日本時間正午)に、6時間後のゴールを目指してスタートが切られる。
フロントローグリッドを奪った中嶋一貴のコメント。
「午前中の公式練習3回目は満足できる車両の仕上がりとは言い難かったが、セットアップを詰めて午後の予選では良いレベルに仕上がった。明日は最高のパフォーマンスを発揮出来るように努力を続ける。予選でライバルと同等のタイムを出せたことで決勝レースは本当に期待できる。キーになるのは安定したラップを刻めるかどうかでしょう」
セバスチャン・ブエミのコメント。
「予選で高い競争力を発揮出来た。最終コーナーでLM P2カーに引っかからなければポールポジションを獲得出来ていたと思うが、今日のパフォーマンスは、チームに取って充分に満足行くもの。明日の決勝レースが楽しみになりました」
◆第8戦 上海6時間 公式予選結果
1 1ポルシェ919 HYBRID ベルンハルト/ウェバー/ハートレー 1:44.462 2 5トヨタTS050 HYBRID 中嶋一貴/デビッドソン/ブエミ 1:44.522 3 8アウディR18 e-toron quattro ディ・グラッシ/デュバル/ジャービス 1:44.610
4 6トヨタTS050 HYBRID 小林可夢偉/サラザン/コンウェイ 1:44.810
5 7アウディR18 e-toron quattro ファスラー/ロッテラー/トレルイエ 1:44.868
6 2ポルシェ919 HYBRID デュマ/ジャニ/リーブ 1:45.051
photo by TOYOTA GAZOO RACING