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中嶋一貴、完璧なレースで9勝目–2017スーパーフォーミュラ開幕戦決勝

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中嶋一貴が集団を引き連れてセフティカー開けでリスタートに向う。危なげない完璧なレースだった。

鈴鹿サーキットで4月23日に行なわれたスーパーフォーミュラ開幕戦で、、ポールポジションからスタートした中嶋一貴が横綱相撲で優勝した。

中嶋一貴は、「スタートでストールしそこなったけれど、トヨタのエンジン/パワーのおかげで持ち直してトップを守れたし、その後も、セフティカーのタイミングがラッキーだったことも含めて、100点のレースだったと言えると思います」とコメント、先週、イギリスのシルバーストンで行なわれたWEC開幕戦に続く”連勝”を振り返った。
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ホンダ・エンジン最上位の2番手に食い込んだ山本尚貴。

レースは、中盤にアンドレ・ロッテラーがS字でめったにないスピン。セフティカーが導入された。1-2の中嶋一貴と山本尚貴は、タイヤ交換を済ませていなかったことで、一瞬作戦が外れたかと思われたが、二人ともタイミング的にタイムロスをする場所ではなかったことから、リスタートで順位がかわることもなかった。

注目のGP2チャンピオンのピエール・ガスリーは、レースに向けたセッティングが外れた形で10番手に甘んじた。この結果は、同じチーム無限の山本尚貴が2位だったことから、GP2チャンピオンにスーパーフォーミュラの難しさを改めて教えることになったが、これをいかにリカバーリーしてくるか。21歳の若者のポテンシャルのみせどころになるはずだ。
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デビュー戦でスーパーフォーミュラの難易度を知ったP.ガスリー(中央)。この悔しさをどう料理するかが注目される。

キャラの立ったドライバーラインナップで話題山盛りのシリーズ、次のスーパーフォーミュラの舞台は岡山国際サーキット。5月28日に、新たな闘いを予感させる決勝レースが行なわれる。

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◆2017スーパーフォーミュラ開幕戦結果
 1. 中嶋一貴 VANTERIN KOWA TOM’S SF14(T)
 2. 山本尚貴 TEAM MUGEN SF14(H)
 3. 国本雄資 P.MU/CERMO・INGING SF14(T)
 4. 石浦宏明 P.MU/CERMO・INGING SF14(T)
 5. A.ロッテラー VANTERIN KOWA TOM’S SF14(T)
 6. 塚越広大 REAL SF14(H)
 7. 中嶋大祐 TCS NAKAJIMA RACING SF14(H)
 8. 伊沢拓也 DOCOMO DANDEION SF14(H)
 9. 小林可夢偉 KCMG Eiyse SF14(T)
10. P.ガスリー TEAM MUGEN SF14(H)
11. F.ローゼンクヴィスト SUNOCO TEAM LEMANS SF14(T)
12. 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPAL SF14(T)
13. N.カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING SF14(T)
14. 山下健太 FUJI×raffine KONDO SF14(T)
15. 小暮卓史 B-MAX Racing team SF14(H)
16. 野尻智紀 DOCOMO DANDEION SF14(H)
17. N.キャシディー FUJI×raffine KONDO SF14(T)
※括弧内 : T=トヨタ / H=ホンダ

photo by [STINGER]
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