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中嶋一貴 ウイリアムズ

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「くやしい結果ですが、でもロングランはいいので、明日は!」

 …………………………

◆100分の9秒で……!
–わずかに足らずに、惜しくもQ2で予選を終えたが?
一貴 とくにミスしたわけではないんですが、うーん、あと少し、足りなかったですね。

–予選の前、プラクティス3(P3=フリー走行3回目)では?
一貴 コースのコンディションがあまりよくなくて、タイム的にも上がらなかったんですけど。自分としても、そんななかで、ちょっと(コースを)攻めすぎていたところもあって……。

ただ、走っていくにしたがって、リズムもつかめてきて、最後でニュータイヤになったときには順調にというか、いい走りになっていましたね。

クルマ的にも、ちょっとリヤがナーバスというところがあって、それを直そうとしていたんですけど。でも、それもP3のなかで修正していくことができました。

◆落ち着いて、うまく攻めることはできた!
–結果的には少し届かなかったが、しかし、走りは各セクターで非常に安定していた。去年までは、セクター2まで自己ベストでも、最後に・・・、と心配だった(笑)。
一貴 そうですね。まあ、メルボルンでも最後にちょっとミスしましたけど(笑)、そういうところは今回なかったですしね。

自分としても非常に落ち着いて、攻めすぎることなく、ある程度のレベルで(走りやタイムを)まとめることができたと思います。

ただ、タイヤラバーが乗ってトラック(の状態)がよくなっていくなかで、もう少し(タイムを)アップできるところはあったのかと思ってますけど。それは……、うーん、まだまだ、修行が足らないですね。

–今回のタイヤは、ハードとソフトですが?
一貴 かなり、ソフトとハードでは差が大きかったと思うので……。基本的にハード(タイヤ)は、(自分の走りの)”リズムを取る”ためだけのもの、ですね。

ハードでQ1突破できるほど、(うちのクルマは)ぶっちぎって速くはないんで(笑)。……なので、ハードでリズム取って、そしてソフトで一発決めると、それで大丈夫そうだったら、ソフト・タイヤ1セットをセーブできる、と、そういう流れでやってましたね。

–Q2で終わってしまったのは、くやしい/しょうがない、どっちだった?
一貴 うーん、半分半分、でしょうか!(笑)まあ、くやしい、ですよね、あと少しというところだったので。

ただ、ミスをして終わったというのではなく……。自分自身、足らないところあったと思うので、それを明日までに、また修正したいと。

–ポケットの中に少しずつ(経験として)溜まっている?
一貴ええ、去年ももそうでしたが(笑)。

–ニコとの差というのは、各セクターの……?
一貴 そうですね、(各セクターの)ちょっとずつ、ちょっとずつ、ですね。

–あえて、どこがよくなかったかというと?
一貴 うーん、ウフフフ(笑)……。まあ、セクター2かな。3は問題なかったと思うので、1と2がちょっとずつ、ですね。

◆ロングランは、いいバランスで走れている!
–決勝レースに向けては?
一貴 ロングランでは、ずっといいバランスで来ていて、ポジティブな印象を持っているので……。

–メルボルン、そしてここまでで、今年の展望としては?
一貴 昨シーズンよりは明るいかな、と思います。
まあクルマも、得意なところ、不得意なところが、セクター見てるとあるみたいなので、(これから先の)サーキットによっては、多少の浮き沈みがあるかもしれないですが。

【STINGER / text by Iemura Hiroaki】

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