可夢偉、チャンピオン獲得!!
小林可夢偉が、土曜日に行なわれたGP2アジア最終戦第一レースで、2008-2009のチャンピオンを決めた。日本人として、F1の直下カテゴリーでのチャンピオンは初。
ポイントリーダーとしてバーレーンに乗り込んだ小林可夢偉は、唯一逆転の可能性を持つバルセッチに対して、”4位に入ればいい”という条件と、ポールポジションスタートという優位な立場からスタート。、しかし、スタートダッシュに失敗し、一時は5位に落ちたが、その後落ち着いて予定通りの早めのタイヤ交換を行ない、4位でゴールして栄冠を手にした。
「スタートでは、水温が112℃にまで上がってしまって、マズイ、と思いいつつ水温計を見ていて、フと視線を上げたらすでに(5つ点灯して消えるとスタートする)シグナルが3つついている状態で、こりゃイカンと(笑)。でも、慌ててぶつけてはいけないので、そこは引いて大事に行きました。いまの気分は、一安心、ということろです。でも本番は、この後、ですから」。
チャンピオン小林可夢偉は、奢ることなく、すでに気分を、2週間後にスペインGPのサポートイベントとして開幕戦を迎えるGP2ユーロシリーズに向けていた。
また、TDPの同僚である中嶋一貴はライバルであり友人である小林可夢偉のタイトル獲得に「まずはおめでとう、ですね。勝てて当然、という見方もありましたが、チャンピオンは立派です。これから始まるユーロシリーズにこの調子をつなげていいレースをしてほしいと思います。もちろん、その後は、F1で一緒に(笑)」。
山科トヨタF1チーム代表は、「チャンピオンを獲得できて本当によかった。おめでとうを言いたい。ヨーロッパに戻ってもGP2でいいレースをしてほしいですね。F1チームとして、サードドライバーの可夢偉のチャンピオン獲得は嬉しい」とコメントした。