ウィリアムズ、来期のエントリー提出か
FIAが来期から新しい年間予算制限を導入し、それによって2種類のルールが生まれることに反対し、撤退を考えるチームも出てきているが、AT&T・ウィリアムズのフランク・ウィリアムズ代表は、来年のエントリーを提出する考えであることを認めた。
「我々にはレースをすること以外は何もできないだろう」。
FIAが導入しようとしているチームの年間予算案は4000万ポンド(59億円)までというもので、予算がそれを上回っても問題はないものの、4000万ポンド以下に抑えると、エンジンの回転数を無制限にするなど、レースが有利に進められるようになっている。予算の額で、F1内に2つのカテゴリーができてしまうことに対し、スクーデリア・フェラーリ、レッドブル・レーシング、パナソニック・トヨタ・レーシングは撤退の可能性を示している。
それに対しウィリアムズやブロウンGPのような、F1をビジネスの中心としているチームとしては、メーカー系チームのようなビジネスの母体を持たないため、参戦反対派に加わることは、大きなリスクとなってしまう。