ブリアトーレ、ピケ親子に反撃?
「法的処置を取る可能性は高い」とブリアトーレ。
クラッシュゲートでモータースポーツ界から追放されそうになったフラビオ・ブリアトーレは、ピケ親子に対して法的処置をとる構えだ。
ブリアトーレはクラッシュゲートの関わっていたため、モータースポーツ界から永久に追放するという処分をFIAに下されていたが、それを不服とする訴えが認められ、FIAはフランスの大審裁判所に処分の撤回を命じられた。
ピケ親子に対して法的処置をとるかと質問されたブリアトーレは、「その可能性はかなり高い」とコメント。しかし、モータースポーツ界からの追放という処分は、前FIA会長のマックス・モズレーによって仕組まれたものだとブリアトーレは主張。
「あれはFIAと世界評議会を自分のもののように仕切っていたモズレーの復讐だ。彼は私がクラッシュゲートとは無関係だと理解していると話し、安心させておいてあのような処分を下した。彼はあの件で私を葬り去るつもりだったんだ。FIAは新しい代表に、私の古くからの友人であるジャン・トッドを選んだから、新しいFIAとはうまくやっていけると思っている」。
※クラッシュゲート
ブリアトーレは2008年のシンガポールGPで、当時ルノーのドライバーだったネルソン・ピケJr.を故意にクラッシュさせ、チームメイトのフェルナンド・アロンソを優勝させた。この行為をピケJr.が暴露し、真実が明るみになったことでブリアトーレはモータースポーツ界から永久追放処分が下されていた。