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シーズン歓待特別企画 【浜島裕英、「2010年」を語る】 3/9

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◆リヤタイヤに負担をかけすぎないセッティングが必要か
—-クルマのセッティングはどうするんでしょう、燃料の状態によって車重が100キロも違って?
浜島 どうするんでしょうね!?(笑)……やっぱりねえ、フロントタイヤ、小さくしましたが、それでもまだ、リヤタイヤの負担は大きいので、オーバーステアになりやすいですよね。だから、リヤタイヤをどれくらい「かばえる」か、そういうセットアップをみつけるのが非常に重要になってくると思います。

フロントももちろん痛むんですけど、(車重が)重い状態で走りはじめた12月のテストからは、やっぱりリヤタイヤの痛みが激しいというのがありましたから。

—-レギュレーションで燃料タンクを「横」には置けないですよね。
浜島 ええ、ですから(09年より容量が大きい燃料タンクを積むなら)クルマ(の全長)を長くするか、(全高を)高くするかしかない。

—-タンクの分割とかタンクを前に置くことは不可ですね。
浜島 ええ、(ドライバーより)前に(タンクを)置くことは禁止されてます、衝突時に危ないということで。

◆重量差でハンドリングは大きく変化する
—-やっぱり気になるのは、燃料の量で車重が大きく変わること?
浜島 ……ですね、だから、ハンドリングは大きく変わるでしょうね。これについては、クルマの素性、ポテンシャリティが(ハンドリングに)効いてきますよね。どれくらい、重心を変えないような設計になっているか。これはドライバーにとっては重要ですね。

—-09年に、浜島さんがしばしば、タイヤがクルマの”七難”を隠しているといったお話をされてましたが、今年はそれについては?
浜島 予選は、クルマが非常に軽い状態で走りますから、その傾向はますます強まるでしょうね。軽いときにグリップのいいタイヤを履くから、予選は、去年以上に僅差で決まるということになるんじゃないでしょうか。

去年の「Q2」、あれは非常に(闘いとして)きびしかったですけど、(今年は)ああいう状況がつづきますね、「Q3」まで。
そういう意味では、レースを見ているお客さんは楽しいんじゃないですか。

【STINGER / text by Iemura Hiroaki】

シーズン歓待特別企画 【浜島裕英、「2010年」を語る】4/9に続く。

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