「真ん中はいつだって特別さ」(バーレーンGP優勝:(F.アロンソ)
◆優勝フェルナンド・アロンソ
表彰台の真ん中に立つのは、いつだって特別さ。でも今日はその中でも、とりわけ特別だ。これだけの歴史のあるフェラーリに加入して、とてつもない期待を感じながら、第1戦を勝ったんだから ね。フェラーリとの関係を深めて行くのに、これ以上のスタートはない。僕は今、世界最高のチームにいるんだ。
これも冬の間、素晴らしい仕事をしてくれたスタッフのおかげだよ。僕たちはまだ、初戦を勝ったに過ぎない。でも彼らなくして、この1-2フィニッシュはあり得なかった。だからこの勝利は、フェラーリの全員に捧げたい。
レース中は、とにかくタイヤを持たせることに集中していた。 ベッテル攻略は、残り10周ぐらいと思っていたんだ。そしたら彼にトラブルが出て、突然ペースを落とし始めた。セバスチアンは特に、序盤のソフトでのペースが抜群で、僕らはとてもついて行けなかった。ハードに換えればその差は縮まると思っていたけど、実際にどこまで行けたかはわからない。
どちらにしても、シーズン序盤の3,4戦は、全体の流れからすれば意味がない。僕が以前から言ってるようにね。この時期はとりあえずポイントを稼ぎつつ、新ルールに順応する。そしてタイヤやレースへの理解を、深めて行く。今回の勝利は、僕らのマシンが他より少し優れていたからだ。でも最終的にタイトルを取るには、シーズンを通して、いかに改良を続けて行けるかにかかってるんだ。
(柴田久仁夫)