デニス、「フェッテルは燃料不足だったのかも」
元ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス代表で、マクラーレン・グループの会長であるロン・デニスは、開幕戦のセバスチャン・フェッテル(レッドブル)が失速した原因は、燃料不足によるものと予想している。
レッドブルは、フェッテルの失速をスパークプラグの故障が原因と発表したが、これを疑うデニスは、「ラップタイムが急速に落ちた原因は、少ない燃料で走りきるために、ECU(電子制御装置)が燃料節約モードに切り替わった可能性がある」と説明。F1に参戦している全チームは、マクラーレンの子会社のマクラーレン・エレクトロニック・システムズが開発したECUを搭載している。
また、デニスはかつてマクラーレンのマシンもデザインし、ギリギリの設計に挑戦することで知られるエイドリアン・ニューウェイが設計したレッドブルのマシンに問題があるかもしれないとも語っている。
「レッドブルのマシンはもしかすると燃料タンクが小さすぎるのかもしれないし、予想以上に燃料を消費するつくりなのかもしれない」。