オーストラリアGP 予選トップ3記者会見 セバスチャン・フェッテル
◆予選1位 セバスチャン・フェッテル
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル) 今日の無線の最後に『見せつけてやる』と言ったのは、みんなにという意味だったんだ。レッドブルがクルマの信頼性に苦労していると言うのはフェアじゃない。エンジン点火装置のトラブルはしょっちゅう起こることではないけれど、バーレーンではそれが起きてしまった。アンラッキーだったんだ。重要なことは、僕たちはレースを続けて、4位でフィニッシュしたこと。テストでは、クルマはまだ新しいから、あちこちに問題が出るのは当たり前。僕たちは問題を解決済みだし、今のところ何も問題ない。信頼性には自信があるんだ。
セーフティ・カーが出るか出ないか、明日はどの程度の混乱になるか分からない。アルバート・パークでは、常に多くのことが起きるから、ポール・ポジションで、なおかつクリーンなグリッドをとれてとても嬉しいよ。
Q.バーレーンのレースでは、ソフト側のタイヤではフェラーリより少しパフォーマンスがよさそうで、ハード側だと、フェルナンド・アロンソのほうが良さそうに見えますが。
フェッテル ここはバーレーンとはサーキットもタイヤも違うんだ。予選、レースに関わらず、全員がそれぞれ最善と思う準備をしてくる。100分の数秒ほどの違いしか出ないかもしれないけど、波乱のレースになることで知られるここのサーキットで、仮に僕たちがスタートと同じ順位でフィニッシュするような、何もアクシデントの起こらないレースになるなら、とにかく少しでも速いクルマを持つ必要があるんだ。
特に、ここメルボルンは、コーナーの入り口で飛ばしすぎて、出方が悪くなるか、入り口で我慢しすぎて、出口は良いけど、次のコーナーの入り口でタイムをロスしがちなんだ。いつも折り合う点を探さないとね。予選3回目の最初の走行では、はじめの2セクターは攻めて、第3セクターでは、15コーナーに入るときブレーキを少し遅く踏み、ほんの少しタイムを落とした。メイン・ストレートへの出方が理想的ではなかったけど、それでも十分だったよ。
ここは、路面と芝の境目があるから、それだけアクションがあって、TVで観戦するファンにはバーレーンよりも面白いレースになると思う。サーキットは長くないから、クルマや集団を抜いたりするドライバーには危険な状況が増えるはず。ここは観戦には良いけど、運転は最悪の気分だよ。