◆トロ・ロッソが速い理由
マレーシアGPでトロ・ロッソがいい仕上がりを見せている。ブエミ/16トロ・ロッソは、フリー走行1で10番手、フリー走行2ではアロンソ/8フェラーリに次ぐ8番手のタイムを記録した。
今年初めて”マトモな1日”をこなしたBMWザウバーの小林可夢偉は、最多周回数をクリアーする順調なスケジュール初日を振り返った時に、ブエミ/16トロ・ロッソの仕上がりの良さを盛んに気にしていたが、トロ・ロッソが好調な理由は、マレーシアGPの舞台であるセパン・サーキットが、ニュルブルク・リンクに、似通った傾向にありそうだった。
偶然? そう考えるかどうかは、あなた次第!?
昨年、レッドブルのM.ウェバーがニュルブルクリンクのドイツGPで勝っているが、その模様を[STINGER]は、GPライブの終盤でこう伝えている。
「ドライブスルーを食らっているウェーバー+レッドブルがトップ、フェッテル+レッドブルが2位に付けている。レッドブルのスピードは、別格、ということか。タイヤの暖まりも良く、タイヤへの攻撃も少ない。少なくともニュルブルクリンクでのレッドブルに死角はないように見える」。
結果としてレッドブルに死角はなく、ドライブスルーのペナルティを受けながらM.ウェバーは初勝利を飾った。
そのレッドブルRB5をそっくり引き継いだのが、今年のトロ・ロッソTR5なのだ。ダウンフォースの効率が、 レッドブルRB5が得意だったニュルブルクリンクとほぼ一緒のセパン。だからトロ・ロッソSTR5が速くて当然、という憶測が成立する。
[STINGER]