中国GP決勝 トップ3記者会見 ルイス・ハミルトン
◆決勝2位 ルイス・ハミルトン
Q.ジェンソン(・バトン)といっしょにF1の表彰台に立つのは初めてですね。激しいバトルでしたが。
ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン) 「いろんなことがあったレースだった。何より、今日のジェンソンは素晴らしい仕事をしたよ。タイヤの選択もよかったし。それにしても厳しいレースだったよ。序盤はあの天気だから、ピットに入ってタイヤを交換するタイミングが難しかったんだ。判断するのが遅くて、最終コーナーを半分まがり終えていてね。あれは、明らかにまずい決断だったよ。ずっと全力で戦って、2台そろっていい走りができたよ。それ以上にチームが最高の仕事をしてくれたんだ。ずっと頑張ってきたから、チームの苦労が報われてよかったよ。
Q.競技委員会がピットロードで起ったセバスチャン・フェッテルとのアクシデントを検討していますが、その点が心配ではありませんか?
ハミルトン 僕の方は大丈夫だと思う。かなり待って走り出したんだけど、ホイールを空転させてしまって、ピットから出るのに苦労したよ。走り出したときにセバスチャンが来て、僕のマシンの右側にすこし接触したんだ。ホイールが触れた程度で、問題はなかったよ。
Q.終盤、ジェンソンに迫っていましたが?
ハミルトン ジェンソンと同じように、僕もタイヤがかなり磨耗していて最後は苦しかった。彼より1〜2周早くピットに入って、全力疾走していたから。タイヤ交換が早すぎたから、追いかけるのは楽ではなかったよ。結局、セーフティ・カーがいなくなったときには7番手だった。そこからジェンソンを追っていったわけだし。それがタイヤの消耗につながり、終盤はペースを落さなければならなかったんだ。それにしても、ふたり揃っていい仕事ができたと思う。これからも、今回みたいに1〜2位でゴールできるといいね。
Q.とうとうミハエル(・シューマッハ)と競り合う場面がありました。
ハミルトン ミラーがよく見えなくて大変だったんだ。ミハエルとニコ(・ロズベルグ)を抜くのにずいぶん手間取ったよ。メルセデスのエンジンは間違いなく強力だったから。それでも前へ出てしまえば、それで勝負がついたんだ。