小林可夢偉 スペインGP予選後会見全録 2/4
◆ようやく、今年の「第一戦」が始まる!
—-これが、可夢偉選手のレースの”はじまり”ですよね?
可夢偉 これが(今年の可夢偉の)「第一戦」ですよ。まず、第一戦を走って。ほんとに、これから、クルマが”いい方向”に行くと思うんで。「ターゲット」
はもっと先のレースなんで、それまで地道に、自分自身、クルマのことを理解して、いいクルマをつくって行ければ、後半戦は、ほんとに、おもしろいレース
に・・・。
それまでは、ぼく自身、予選でいいポジションにいて、レースはとりあえず完走できるように・・・と思ってます。
—-ちなみに、Q2をクリアで終わった瞬間、チームとは無線で交信を?
可夢偉 とりあえず、「よくやった!」と、タイム的にも。ただ、逆にぼくは、もうワン・セッション残ってるから、ここで喜んでたらあかんやろと。
たしかに、(残ってるタイヤは)ユーズドしかないから、その時点で。だから(Q3では)ノー・チャンスなんですけど、でも、諦めたら、もう何もないんで、
最後までやることが大事だと思って。
最後は頑張って、ユーズド(タイヤ)としては、そこそのタイムが出たので、自分としては、満足しています。
—-予選でトップ・テンに入る、これは素直に喜んでますか?
可夢偉 そうですね、いいと思います。
—-午前中、フリー走行でのコース・オフは?
可夢偉 午前中は、単純に濡れていた縁石に乗って、スピンした。完全にぼくのミスですけど、それでも、最後に4周走れて、それが一番大きかったと思いま
す。
—-縁石に乗るまでのラップタイムは、けっこうよかったですよね?
可夢偉 そうですね。飛び出したときも、1〜2コーナーだけで、コンマ1秒稼げてたんで。その分、残念ですけど、まあ、しょうがないです。
(3/4につづく)