リリース-ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス【スペインGP(日)】
こちらはマクラーレンのオリジナルリリースを元に[STINGER]が製作したリリー
スですが、内容はオリジナルのものと同じです。
◆ジェンソン・バトン
グリッド=5番 / 決勝=5位
「オープニング・ラップで、ダッシュボードの装置が動かなくなったんだ。チームが無線で、ステアリングでなんとかするようにと言ってきたけど、自分が正しいことをしているかどうか分からなかったよ。エンジンの回転速度のライトも見えなかったし。ほとんどの時間、僕はギア・チェンジと格闘してたけれど、リミッターに達する速度で走っていたよ。スリップ・ストリームを利用して、様々な場所でギアを換えるときには、こうなるものさ」。
「それから、最初のピットストップで遅れてね。クラッチに問題が出て、チームメイトがホイールをはめることができず、ホイールをスピンさせたんだ。トラックに戻ったときは、どこにミハエル(・シューマッハ)がいるのか分からなかった。1コーナーで、彼が入ってきて、僕が後退しなければ、たぶんクラッシュしていただろう」。
「周知の通り、ここでの追い抜きはほとんど不可能だ。ミハエルは、僕が抜けないように、少し動き回っていたけどね。今日の午後、マシンはかなり良いペースを刻んでいたから、このことでフラストレーションがたまったよ。だけど、抜けないなら同じなんだ。懸命に抜こうとしたから、タイヤをかなりダメにしてしまったよ。 フロントタイヤに、フラットスポットを作って、摩擦でリアタイヤを傷めてしまったよ」。
5位は望んだ結果ではないよ。それに、僕たちはかなり速かったから、それに相応しい成績でもないしね。今日はペースを十分に使えなかったから、ポジティブな結果にもネガティブな結果にも、どちらにもとれるだろう」。
◆ルイス・ハミルトン
グリッド=3番 / 決勝=リタイヤ
「今日は好調で、レッドブルに割って入れると思ってたんだ。もし、今日の午後に2位でフィニッシュできていれば、両方のチャンピオンシップにとって、パーフェクトだったんだけどね」。
「マシンを完走させようと、ただただ細心の注意を払っていたんだ。すると、突然ステアリングがとられたように感じて、すぐに左フロント側が故障したんだ。事故の前に異常は何も感じなかったよ。マシンはかなり調子が良かったから、驚いたくらいだよ。何が原因か分からないけど、マクラーレン・テクノロジー・センター(英国サリー州ウォーキング)に全て持ち帰って、調べるつもりだよ」。
「僕は良いレースをしたと思う。2つめのセットのタイヤで、マーク(・ウェバー)に追いつくことはできなかったけど、ピットから出るときに、セバスチャン(・フェッテル)を追い抜くことができたんだ。今日は、周回遅れのマシンに問題があったと言わなければならないね。僕たちは、彼らの何人かを4、5倍も先行していたように感じる。それに、何人かは道の譲り方が、かなり下手だったね」。
「周回遅れのマシンにとっては、いつも簡単なことではないことはよく理解しているし、昨年後半の経験から、周回遅れになることがどういうことか分かっているよ。だけど、何人かは、レーシング・ライン上で減速していて、実際、そうしてた何人かと衝突しそうになったよ」。
「今日のことに話を戻すと、完走間近で事故が起きて、すごく落胆したよ。でも、それがレースってものさ。だけど、チームのみんなは週末を通じて素晴らしい仕事をしてくれたよ。今シーズンは、まだまだレースがあるから、元気を出して行きたい。まだ優勝のために戦えるさ」。