モナコGP 決勝 終盤
<15時00分>
スタートから1時間が経過した。フェッテル/5レッドブルとウェバー/6レッドブルがファステスト・ラップの更新合戦。クビツァ/11ルノーも負けずにさらにそれを更新して食い下がる。セクターベストは、マッサ/7フェラーリ、ウェバー/6レッドブル、クビツァ/11ルノー。マッサ/7フェラーリは4番手を行く。
<15時03分>
ウェバー/6レッドブルがファステスト・ラップを更新。
<15時04分>
三度目のセーフティ・カーが出た。3コーナーの排水口がズレたのが原因!
<15時08分>
セーフティ・カーがピットに入り、二度目の再スタート。
<15時10分>
上位が拮抗してレースが再開。マッサ/7フェラーリがトンネル出口のシケインをミス。ウェバー/6レッドブルは、ペースを落さずに、レースをリードしている。
<15時14分>
気温は22℃のままだが、太陽が隠れて路面温度は32℃に下がった。
<15時17分>
ウェバー/6レッドブルがまたもやファステスト・ラップを塗りかえた。1分16秒310。セクタータイムは、マッサ/7フェラーリ、ウェバー/6レッドブル、ウェバー/6レッドブルがベストを記録している。ウェバー/6レッドブルは安定したラップを着実に、かつスピーディに重ねている。
<15時19分>
さらにウェバー/6レッドブルがファステスト・ラップ。1分15秒台に入れた。区間ベストはクビツァ/11ルノー、ウェバー/6レッドブル、ウェバー/6レッドブルとなった。
<15時20分>
ウェバー/6レッドブルがセクター1のベストタイムもモノにしたが、直後にマッサ/7フェラーリがそれを短縮。
<15時27分>
ウェバー/6レッドブルが1分15秒台を連発、フェッテル/5レッドブルとの差を5秒に広げた。反対にフェッテル/5レッドブルは、セクター1でマッサ/7フェラーリと区間ベスト更新合戦を展開するクビツァ/11ルノーにコンマ7秒差まで追い詰められている。しかし、モナコでは簡単には抜枯れる心配はない。
<15時33分>
フェッテル/5レッドブルが若干ペースを上げてクビツァ/11ルノーの追撃から逃げていく。
<15時37分>
フェッテル/5レッドブルがペースを上げ、クビツァ/11ルノーを突き放した。反対に、トップのウェバー/6レッドブルが若干ペースを落としてゴールまでの消化作業に入ったかに見えたが、次の周にはペースを戻した。ここで気が緩むとモナコは怖いことをベテランは知っているはずだ。
<15時41分>
シューマッハ/3メルセデスがセクター1のベストタイムを記録。
<15時43分>
フェッテル/5レッドブルとクビツァ/11ルノーの差が再び縮まり始めた。1位ウェバー/6レッドブルと2位フェッテル/5レッドブルの差は4.2秒、フェッテル/5レッドブルと3位クビツァ/11ルノーの差は1.6秒。
<15時46分>
ラスカスコーナーで、チャンドック/20イスパニアが、インに入ったコバライネン/19ロータスと接触。ロータスがイスパニアのマシンに乗り上げた。四度目のセーフティ・カー。ドライバーは二人とも無事だった。
<15時53分>
結局セーフティ・カー先導のままチェッカード・フラッグが振られたかに見えたが、実は、セーフティ・カーは15時51分に離れると報告されていた。
最終コーナーからゴールラインまでのレースが再開し、シューマッハ/3メルセデスがアロンソ/8フェラーリの虚を衝いて、最終コーナーでフェラーリのインを刺し、強引に前に出た。アロンソ/8フェラーリは、リヤをスライドさせて加速が鈍り、”帝王”に6位を譲った。いよいよ、M.シューマッハが、”あらゆる意味で”復活したモナコだった。
モナコ湾に停泊中のクルーザーが一斉に汽笛を鳴らし、ウェバー/6レッドブルのモナコ初勝利を祝福した。