カナダGP 決勝トップ3記者会見 ルイス・ハミルトン
◆優勝 ルイス・ハミルトン
「僕らはこの週末、とにかくレッドブルの2台との差を少しでも縮めようと必死に努力してきたんだ。もしこれがダウンフォースをもう少し必要とするサーキットだったら、彼らには追い付けなかったかもしれない。とはいえ僕らも、毎戦進化しているからね。そして今週末は明らかに、僕ら二人のドライバー、そしてチームが、彼らよりいい仕事をしたと信じているよ」。
「でも決して楽な勝利ではなかったし、すごく中味の濃いレースだった。まずタイヤがどれくらい持つのかわからないから、どこまで攻めていいのか確信できない。そして後ろから来るライバルたちが、実際には必死に攻めてるのか、あるいはタイヤや燃料のセーブモードに入ってるのか。そんなことを絶えず考えながら、走らなければならなかったんだ。少なくとも今シーズンに限れば、間違いなく一番タフなレースだったよ」。
「そうそう。次から次へと抜かなければならない周回遅れのマシンに対しても、極力タイムロスを防ぎたかったしね。僕がそこで少しでも遅れると、あっという間にフェルナンド(・アロンソ)が真後ろに迫ってくる。あのペースを見せつけられると、一瞬も気が抜けないよ。周回遅れの処理の難しさで言えば、モナコと同じくらいひどかったね。本当に、やるべきことを山ほどこなしたレースだった」。
「そしてジェンソンも、素晴らしい走りを披露したね。僕らの1-2フィニッシュは今季3度目だと思うけど、チームのみんなが完璧な仕事をしてくれたおかげだよ。F1初勝利を挙げたこの地で、3年後に再び勝てるなんて、最高の気分だよ」。
【柴田久仁夫】