フェラーリ2011年は全戦でKERSを使用する予定
今回も搭載は任意になる模様。
カナダGP中にKERS(キネティック・エネルギー・リカバリー・システム)の今後について話し合いが行なわれ、そこでスクーデリア・フェラーリ・マールボロは、2011年は全戦でKERSを使用する予定であることを明らかにした。
この会議では、KERSの更なる出力アップと、マシンの最低重量について討議されたが、出力アップは全チームの同意が得られず、最低重量が620kgから640kgに引き上げることのみが受け入れられた。
KERSはシステムそのものが約35kgあるため、長身のドライバーのマシンに搭載すると、現在の最低重量ではバランス調整用のバラスト(おもり)が理想的に配置できなくなってしまうデメリットがあった。昨年から任意で導入され、今年はいったん廃止となったKERSだが、来年もまた搭載は強制ではない模様。
※KERS
ブレーキング時のエネルギーをチャージして、推進力にするシステム。搭載することで、スタートやストレートなどの強い味方になる。