ヨーロッパGP 決勝 終盤
<15時06分>
驚くべき事実が見えている。小林可夢偉/23ザウバーのタイムがハミルトン/2マクラーレンを上回ったるのだ。次の34周目のタイムは、以下の通り。
1. フェッテル/5レッドブル 1分41秒363
2. ハミルトン/2マクラーレン1分40秒670
3. 小林可夢偉/23ザウバー1分40秒767
4. バトン/1マクラーレン1分40秒815
5. バリチェロ/9ウィリアムズ1分41秒288
6. クビツァ/11ルノー1分41秒244
<15時09分>
トップ2台が周回遅れを処理した36周目の小林可夢偉/23ザウバーのタイムは、バトン/1マクラーレンにコンマ1秒秒遅れの2番手だった。
<15時10分>
小林可夢偉/23ザウバーは、周回遅れが詰まったところでバトン/1マクラーレンに迫られるが、しっかり押さえ込んで3番手を護っている。
<15時12分>
セナ/21イスパニアがノーズ交換にピットを訪れるが、ノーズが外れずにタイムロスを喫している。
<15時13分>
スーティル/14 Fインディアがブエミ/16トロ・ロッソを捉えて7番手に。シューマッハ/3メルセデスかが1分40秒148のファステスト・ラップを記録。しかし、17番手に沈んでいる。
<15時15分>
計算上、小林可夢偉/23ザウバーのタイヤ交換で、順位が大きく左右することが見えてきた。ピットは、緊張をうまくコントロールしてタイヤ交換ができるかどうか。
<15時17分>
シューマッハ/3メルセデスがさらにファステスト・ラップを更新、1分39秒台に入れた。首位を行くフェッテル/5レッドブルと2番手のハミルトン/2マクラーレンは1分40秒台。小林可夢偉/23ザウバーも同様のタイムで周回を重ね、”レースの巧さ”をいかんなく発揮している。
<15時20分>
小林可夢偉/23ザウバーが42周目に最も速いタイムを記録した。後方を映し出す小林可夢偉/23ザウバーの車載カメラがモニターで流れている。バトン/1マクラーレンとの差は1秒。
<15時22分>
小林可夢偉/23ザウバーと後続のタイム差を見ると、7番手のスーティル/14 Fインディアまで9.6秒、その後ろの8番手ブエミまでが14秒。スムーズなタイヤ交換ができれば、可夢偉(カムイ=小林可夢偉)は、8番手でコースに戻れる計算が成り立つ。
ゴールまで12周。タイヤ交換をしていないのは小林可夢偉/23ザウバーだけになった。
<15時26分>
小林可夢偉/23ザウバーがセクター2で区間ベストを記録した! すぐにハミルトン/2マクラーレンに更新されるが、予選までの不調がウソのようだ。レースがいかに”相対的な速さ”の闘いであるかを証明するような記録だ。小林可夢偉/23ザウバーのファステスト・ラップは、1分39 秒台に入った。この周にファステスト・ラップを記録したハミルトン/2マクラーレンに次ぐセカンド・ファステスト・ラップだ。
小林可夢偉/23ザウバーとスーティル/14 Fインディアとの差が12秒になった。可夢偉(カムイ=小林可夢偉)は、セクター2で自己ベストを記録してペースを護っている。
<15時32分>
10番手のフルケンべルグ/10ウィリアムズがコースを外れてマシンを停めた。右後輪のラバーが剥がれている。
<15時35分>
フェッテル/5レッドブルがファステスト・ラップを伸ばして残り5周に入った。ハミルトン/2マクラーレンとの差は8秒。
<15時37分>
残り4周の時点で小林可夢偉/23ザウバーがピットイン。ペーター・ザウバーが心配そうに見守る中で、想像よりタイムを要した結果、7番手のブエミ/16トロ・ロッソと8番手のアロンソ/8フェラーリの直後の9番手でレースに戻った。後ろのデ・ラ・ロサ/22ザウバーとの差は10秒。
<15時40分>
小林可夢偉/23ザウバーがピットインして前が空いたバトン/1マクラーレンがファステスト・ラップを更新した。
<15時41分>
終盤のハイライトも小林可夢偉/23ザウバーが作った。タイヤを使い果たしているブエミ/16トロ・ロッソとアロンソ/8フェラーリを追い回し、アロンソ/8フェラーリの動きを見切ってパス。プレスルームから大きな拍手が沸いたさらに、ブエミ/16トロ・ロッソをに照準を合わせた。
<15時44分>
チェッカード・フラッグが振られた。その最終コーナーで、小林可夢偉/23ザウバーはブエミ/16トロ・ロッソの隙を見逃さずにパス、殊勲の7位を奪った。