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イギリスGP 金曜記者会見 1/2

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金曜日恒例のチーム代表による記者会見。今回はロス・ブロウン(メルセデスGP)、 トニー・フェルナンデス(ロータス)、クリスチャン・ホーナー(レッドブル)、マーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン)が参加した。

Q.まずは今日のフリー走行について報告して下さい。
トニー・フェルナンデス(以下、フェルナンデス)
ヘイキ(・コバライネン)はいいペースで走っていたんだが、ギヤボックス・トラブルが3回もあって、厳しい内容だった。まだマシンの性能を十分に引き出せたとは言えない。

ロス・ブロウン(以下、ブロウン) 今日はまずまずだったけれど、初日が順調であとから苦しくなったこともある。ともかく、マシンの状態は悪くない。最近の変更点について調整を進めているところで、ドライバーもまず満足しているようだった。特に燃料が重い状態は上々で、あとはコースアウトするマシンもあった強い風にどう対処するかだろう。

クリスチャン・ホーナー(以下、ホーナー) シルバーストンでレースが出来たのが良かった。今日はほぼいつも通りにプログラムを消化した。路面温度が40度もあったのは、このコースとしては異例だったが、全体的にまずまずの初日と言えるだろう。マーク(・ウェバー)のマシンに電気系統のトラブルが発生したのが少し気になるが。

マーティン・ウィットマーシュ(以下、ウィットマーシュ) 新しいバッケージについて検討すべき点が多く、難しい1日だった。今日と明日で、じっくりマシンを仕上げてゆくつもりだ。まずこれからデータを検討して作業の手順を決めることになるだろう。

Q.4チームとも、イギリスにベースがあるという意味で地元のレースになりますが、その点はいかがですか?
フェルナンデス: すべては1年前にここでマイク・ガスコインと会ったことから始まった。ずいぶん昔の気がするが、まだ1年しか経っていないとはね。ロータスのマシンがシルバーストンを走るということには、やはり特別な意味があるだろう。とにかく、2台とも完走できるようにしたい。たいへん期待されており、スネッタートンのイベントには2万2000人もの人が集まった。チームの予想をはるかに超える数字で、激励のeメールもたくさん来ている。

ブロウン: 私個人としても、意味深いレースだ。フランク・ウィリアムズの所で働いていた時、クレイ・レガッツォーニが初優勝したのもここだった。現在のベースもここにあるが、多国籍のチームなので、地元のレースと言えるのがイギリス、ドイツ、アブダビ、マレーシアと4つもある。

ホーナー: ウチはオーストリアのチームだが、ベースはすぐ近くのミルトン・キーズにあり、工場から大勢の人間が観戦にやって来る。シルバーストンでレースがあるのは去年までと思っていたので、デーモン・ヒルや英国ドライバークラブの努力に感謝したい。シンガポールやアブダビのような新しいレースとシルバーストンのような伝統のレースを組み合わせて開催することが、F1にとっては重要だと思う。

100709PC-2.jpgウィットマーシュ: ウチも工場の人間が実際にレースを見る機会を持つのは良いことだと考えている。みんな、キャンプを楽しみながら観戦することになるだろう。そこにいる一般のファンも、非常に知識豊富で、F1のことを良く知っているから、参考になることもあるはずだ。

Q.コースの変更箇所に対するドライバーの反応はどうでしょう?
フェルナンデス:
最初は前のコースを惜しんでいるようだったが、だんだん新しいセクションが気に入って来たようだ。グリップが低いことへの不満はともかく、楽しんで走っているよ。

ブロウン: 大きな変更ではないし、シルバーストンの性格そのものは変らない。新しいセクションに入るところの路面が荒れているのがちょっと厄介だが、ドライバーの感想も全体に良好だ。

ホーナー: 私自身はなかなか面白いと思う。これで全長が6kmちかくになった。残念なのはブリッジ・コーナーがなくなったことぐらいだろう。その分、新しい要素も加わった。ドライバーも、まずまず楽しんでいるようだ。アビイのギャップは難しいが、全員が同じ条件が走るわけだから問題ないだろう。

ウィットマーシ: ドライバーはコースよりも、マシンの変更点に慣れるのとセッティングを進めることに集中していた。新しくなったサーキットについて、より詳しく判ってくるのはこれから、というところだ。

Q.バレンシアのアクシデントから、何か影響はありましたか?
フェルナンデス:
何も変らない。ヘイキ(・コバライネン)は普通に走っており、いつものところでブレーキングを開始した。レースだから、仕方のないことだ。

イギリスGP 金曜記者会見 1/2
に続く。

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