イギリスGP 予選Q1
<12時55分>
メイン・ストリート付近のスタンドは満席。上空には、白い雲が広がっている。気温は24℃、暑い日差しに照らされた路面温度は、37℃に上昇した。
イギリス時間の13時の予選開始が5分後に迫り、スタンドは待ちきれないファンであふれている。
<13時00分>
金曜日のフリー走行の後、各チームはデータを分析して新たなセッティングを見つけ出した。タイムは大きく短縮され、さらに、チーム間のタイム差が縮まるフリー走行3が午前中に展開した。豊富なデータのある旧区間と、バンピーな追加された新区間の頃合いをどこでつけるのか。6km近い長い距離でタイヤをどう使い切るか、難易度の高い予選が始まった。
<13時04分>
グロック/24ヴァージンが最初に1分35秒951からタイミング・モニターを埋め始めた。トゥルーリ/18ロータスが、1分36秒台で続き、二人のタイムをコバライネン/19ロータスが上回り、さらにT.グロックが逆転する。
<13時06分>
ペトロフ/12ルノーがタイムを一気に1分32秒台に持ち上げた。アルゲルスォリ/17トロ・ロッソも僅差で続く。
<13時07分>
バトン/1マクラーレンとペトロフ/12ルノーがトップタイムを塗りかえる。アロンソ/8フェラーリが最初に1分31秒秒台に入れ、ロズベルグ/4メルセデスがそれを越え、バリチェロ/9ウィリアムズを従えてトップ。
<13時08分>
ロズベルグ/4メルセデス、バリチェロ/9ウィリアムズ、アロンソ/8フェラーリが1分31秒台。小林可夢偉/23ザウバーは、1分32秒秒台で13番手。左近/21イスパニアは、1分37秒373の21番手で、地チームメイトのK.チャンドックに先んじている。
<13時10分>
チャンドック/20イスパニアが1分36秒台を記録して左近の前に出る。トップはウェバー/6レッドブルの1分30秒988。ハミルトン/2マクラーレンが2番手、フェッテル/5レッドブルが3番手に付けている。
<13時11分>
フェッテル/5レッドブルがセクター1と2で区間ベストをマーク。セクター3のタイムは伸ばせなかったが、トップに出た。レッドブルが1-2。アロンソ/8フェラーリとスーティル/14 Fインディアが続いている。
小林可夢偉/23ザウバーは16番手。フリー走行3の後、チーム関係者に”どう?”と尋ねられて首を振っていた。P.デ・ラ・ロサがコンマ2秒先んじて13番手。
<13時15分>
フェッテル/5レッドブル、ウェバー/6レッドブル、アロンソ/8フェラーリの3台だけが1分30秒秒台を記録している。セクター1分秒は、フェッテル/5レッドブル、フェッテル/5レッドブル、スーティル/14 Fインディア。A.スーティルは、現在4番手。
<13時16分>
小林可夢偉/23ザウバーは16番手のまま。後ろのアルゲルスォリ/17トロ・ロッソとの差はコンマ2秒だったが、ここでタイムを短縮、1分31秒851で13番手に上げた。チームメイトのP.デ・ラ・ロサは、さらにタイムアップして9番手に食い込んでいる。トップのフェッテル/5レッドブルから小林可夢偉/23ザウバーまでは1秒以内。これまで、ザウバーはトップから1.6秒ほど水をあけられていた。シルバーストン・サーキットの距離の長さを加味すれば、今回のザウバーは進化したといってよさそうだ。