イギリスGP 予選トップ3記者会見 フェルナンド・アロンソ

3位 フェルナンド・アロンソ
Q.中国以来の好結果ですが、明日の見通しは?
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ) バレンシアで明らかにマシンが進歩していたからね。カナダも悪くなかった。マシンは確実に改善されていて、バルセロナとトルコは良くなかったけれど、楽に走れるようになってきたんだ。カナダとバレンシアは結果を残せなかったけれど、今回は大丈夫だろう。戦闘力は高いから、ぜひ高得点を挙げたいね。
Q.マーク(・ウェバー)は2位より3位の方が良かったといっています。代ってあげますか?
アロンソ: 3位より2位の方がいいけどね。8mの差があるから。予選では一瞬、前を塞がれたけれど、レッドブルにコンマ7秒も水を空けられているから、あれで半秒ロスしていたとしても、順位は変らなかっただろう。
Q.マクラーレン、ルノー、メルセデスとの争いでは優位に立っていますね?
アロンソ: その点、カナダやバレンシア同様、ここまでは順調さ。あの2戦は、レッドブルとも勝負できる可能性があったんだ。ここは高速コーナーが多く、レッドブルにかなわない。決勝もマクラーレンとメルセデスが相手だろう。予選タイムを接近しているし、ルノー、(ニコ・)ロズベルグ、フェリペ(・マッサ)との争いも熾烈だろう。
Q.ここまで、調子は上っているのではありませんか?
アロンソ: 表彰台を争っていた序盤の4戦とおなじような状況になってきたね。カナダは予選4位で決勝3位、バレンシアでも、12周目にセーフティ・カーが出た時は3番手だった。明日は3番手のグリッドからスタートできるから、できるだけ高得点を挙げたいよ。
Q.今回もレッドブルが前にいますが、勝つチャンスはあると思いますか?
アロンソ: もちろん勝ちたいけれど、現状では難しいだろう。特に、こういう性格のサーキットではね。ただ、まだ10レースも残っているし、肝心なのは11月にどうなっているか、ということだ。相手に向いたコースもあれば、こっちが有利な場合もあるだろう。つねに全力をつくすだけさ。もちろん、可能性ということならば、明日だって勝つチャンスがないわけじゃないしね。
Q.明日のワールドカップ決勝で、スペインは勝てると思いますか?
アロンソ: 僕たちの国にとって、最高の舞台だ。決勝どころか、準決勝まで進んだこともなかったんだから。ぜひ、このチャンスを活かしてもらいたい。また40〜50年も待つことになるかもしれないからね。みんな良く戦ってきた。だから、是非とも明日は頑張って、スペインのファンを喜ばせてほしい。
Q: 最後の走行について、(ルーベンス・)バリチェロに不満を洩らしていましたが、何があったのでしょう?
アロンソ: いや、あれはマイケル(シューマッハの愛称)だった。たいしたことではないよ。タイムをロスしたのは確かで、ペースを上げていた時に向こうがゆっくり走っていたというだけの話だ。あれで半秒ほどタイムが落ちたけれど、どちらにしても3位という結果は変らなかったはずだから問題ないよ。




