ドイツGP フリー走行1 序盤
<09時55分>
雨はますます強くなっている。気温は18℃に下がっている。
第11戦ドイツGP、ホッケンハイムでのF1GPは2008年以来。去年から復活したスリックタイヤの経験者は、M.シューマッハやR.バリチェロなど、極少数に限られ、それだけに走り込みをしておきたいところだが、空はそれを許していない。
セッション開始に向けて、雨足はますます強まり、興奮を覚まそうとしているかのようだ。それでも、母国ドイツのドライバーを6人もそろえたF1高速バトルを一目見ようと、熱心なファンが固唾を呑んでセッションの開始を待っている。
<10時00分>
トゥルーリ/18ロータスが最初にコースイン。左近/20イスパニアがそれに続いている。左近は、前回はB.セナのマシンに乗ったが、ここではK.チャンドックからステアリングをバトンタッチしいる。
続いて、ファウジー/19ロータス(こちらはH.コバライネンの代役)、リウッツィ/15 Fインディア、アルゲルスォリ/17トロ・ロッソ、ブエミ/16トロ・ロッソ、グロック/24ヴァージン、ディ・グラッシ/25ヴァージン、セナ/21イスパニアがコースインした。見事に下位グループから走行をはじめている状況だ。
<10時04分>
ロズベルグ/4メルセデスが、上位陣の中では最初にコースに入った。気温は18℃、路面温度は20℃。厳しいコンディションの中でセッションが進んでいる。
<10時15分>
ハミルトン/2マクラーレンを除く全員が確認のためのインステレーション・ラップを終えた。1周の確認走行の後に2年ぶりのコースに向けてセットしたマシンの走行データをピットで拾い上げ、想定との誤差を調整中のため、連続走行をしているドライバーはいない。
<10時20分>
アルゲルスォリ/17トロ・ロッソが1分41台をモニターに記録した。
<10時22分>
アルゲルスォリ/17トロ・ロッソがタイムを1分35秒台に進めたが、フェッテル/5レッドブルが1分34秒で逆転した。
S.フェッテルは、昨日の会見でも多弁だった。数日前に、地元の街でレッドブルを走らせ、「12万人のファンの前で楽しんだ」イメージをそのままホッケンハイムに持ち込んでいるようだった。
<10時25分>
ウェバー/6レッドブルがS.フェッテルに続いた。さらにM.ウェバーはタイムを伸ばしてトップに立った。早くもレッドブル対決のムード?! M.ウェバーは、「マスコミは面白がって書きたがるが」と言っているが、面白い話は広がるのだ。ただし、冷静な判断の元で広がるべきではあるが(笑)。