山本左近 土曜日直撃コメント ハンガリーGP
イスパニアでの3戦目。山本左近は、B.セナに6/100秒差でまとめた。だが、このタイムは、最終コーナーでミスしたタイムロスを含むものだった。チームとのコンビネーションも充実の方向にあり、左近は少しずつ感触をつかみ始めている。
◆最終コーナーで痛いミス
—-予選を振り返って。
山本左近(以下、左近) 昨日のデータを元にして、セッティングを変えて、今日に向けて準備をしてきました。最初の走り(午前中のフリー走行3)はじめは、夕べの雨でコンディションが変わって走りづらかったですが、なんとかレーシングラインに乗せて頑張って走って、マキシマムの予選アタックができましたが、最後に、最終コーナーでちょっとミスをして、コンマ3から4秒くらいロスしたので、悔しい予選でしたね。
—-ミスというのは?
左近 進入のブレーキングで、ラインを外してしまって、曲がるところで曲がれずに外側を大回りしまったので、その意味で、(最終コーナーから先の)全体的にロスしましたね。
—-午前中のフリー走行に向けて、昨日から今日にかけてやってきたことがいい方向にクルマに反映されていましたか?
左近 そうですね。でも昨日の夜雨が降って路面コンディションが変わって、走りはじめはグリーン(汚れている状態)だったんですが、セッション中にコンディションが変わったので、最後に、オプションを履いた時には、クルマの確認はできていたかな、と思います。
—-今日の点数は?
左近 まぁ、点数は自分でつけるものじゃないですからね(笑)。
—-満足度としては?
左近 その最終コーナーのコンマ3秒4秒のことがあるので、悔しいですよね。チームはもちろん、データを見ていれば分かるんですけど(結果は結果なので)、ドライバーとしてうまく予選をまとめられなかったのは凄く悔しいです。
—-では、零点?(笑)。
左近 零点というのはまた違うんですけど(笑)。
—-じゃ、60点(笑)。
左近 点数はお任せします(笑)。
—-明日の決勝レースに向けては?
左近 これからですね。エンジニアと話をして、セッティング自体はいまからは(規則で)変えられないので、ピットインのタイミングだったり、タイヤだったり、しっかりとブリーフィングして、明日は凄く長いレースになると思うので、最初から最後まで、しっかり走りたいと思います。
—-抜かれ方が問題といっていました。
左近 本当にこのサーキットは、幅も狭いし、セクター2は特に幅が狭いので、抜く方も抜かれる方も大変だと思うんですが、その中で、少しでもロス少なくマネージしてレースタイムを稼ぎたいな、と思います。
—-追いつかれたタイミングでタイヤ交換をするとか?
左近 うちのチームとしては、レースのトータルで、以下にブルーフラッグ(後ろから速いクルマが来ているので進路を譲れ、の合図。4回連続で出されると、ドライブスルーのペナルティになる)の数を減らすことが、レースタイムを縮めるポイントのひとつになっているので、それはこれからのミーティングで、どこでどうするのがベストかを検討します。
—-最終コーナを失敗したことを除けば、気分は前向き、ですね?
左近 もちろん、気分は前向き、というより、今回、HRTのクルマで3戦目で、チームとうまく、コンビネーションを働かせることができてきて、チームもうまく準備してきてくれて、あとはうまくマネージできればいいという状態まで持ってきてくれているので、チームには凄く感謝しているし、今後の向けて、明日のレースは、特に抜きにくいサーキットなので、展開的にはどうなるかわからないですが、明日のレースは楽しみにしています。
—-楽しんで、いいレースをしてください。
左近 はい!!