ベルギーGP 予選トップ3記者会見 マーク・ウェバー
1位 マーク・ウェバー
Q.昨日は誕生日でしたし、二重におめでとうごさいます。最後の雨が、いちばんのプレゼントだった、ということでしょうか?
マーク・ウェバー(以下、ウェバー) そうかもしれない。今日は天気がどうなるかわからないから、1回目の走行が重要だと思っていたんだ。この2日間は、スパでも珍しいくらい先が読めなかった。でも、雨が降らなければ、僕ももう少しタイムを伸ばすことができたと思う。
Q.今回はレッドブルにハンガリーの時ほど大きなアドバンテージがなく、Q2ではトップから1秒の後れをとっていました。Q3であれだけペースを上げられたのは何故でしょう?
ウェバー: Q2の順位は急速に乾いていった路面の状態に左右される傾向があったんだ。とにかく、大事なのはQ3に残ることだった。それでも、上位は接近しているから、ひとつ間違えばどうなっていたかわからない。ただ、結局フェルナンド(・アロンソ)以外、主立った顔ぶれはQ3に駒を進めることができたようだけどね。
Q.ポイントリーダーとしてポール・ポジションからスタートするわけですが、残りも7戦と少なくなり、プレッシャーを感じているのではありませんか?
ウェバー: いやいや、7レースもあるからまだまだだよ。これが最終戦のブラジルなら話は別だけど、先は長いと思っている。それより、スパのように美しく、特別なサーキットでポール・ポジションを獲ることができて、本当に嬉しいよ。
Q.今日は最高の結果が出ましたね?
ウェバー: いい走りが出来たときは、気分がいいものさ。これまで、ポール・ポジションを獲りながら、それをレース結果にむすびつけられなかったこともあるから、明日は是非いい成績を残したいね。マシンの状態はコンディションにかかわらず素晴らしいから、あとはベストをつくすだけさ。
Q.ここでは、ストレートで苦戦するのではという予想もありましたが?
ウェバー: チームはこれまでどおり、努力を重ねているから、心配はなかった。もちろん、コースによって合う、合わないはあるだろうけどね。それはシリーズ戦の宿命なんだ。スパのような素晴らしいサーキットがカレンダーから外れることは、誰も望まないだろうし、僕も同じだ。今のF1はチーム間の差が小さいから、コースによる違いがいっそう目立つ。それにどう対応するか、チームやドライバーの力が試されるんだ。
Q.明日、雨になったら、このコースではマクラーレンの方が有利なのではありませんか?
ウェバー: 中国GPの時はずっと雨が降っていて、ああいう展開になったけれど、ここの天気はもっと変りやすいだろう。確かに上海では、マクラーレンの方が上だった。ただ、あれからずいぶんいろいろなものが変っているし、マシンの開発も進んだ。まぁ、明日になれば答えが出るだろうね。
Q.明日のレースでは、1周目の上りで首位の座を守るのが非常に難しいのではないでしょうか。他のマシンはストレートのスピードが勝っているわけですし…
ウェバー: それも、明日になってみなければわからないよ。ここで、予測するのは不可能なんだ。とにかく、スタートがどうなるか、見てみるしかないね。グリッドのどちら側が有利かも、判断するのは難しいと思う。雨の後は、右側の方が左側より早く乾いていくように見える。とにかく、天気が変りやすいから、普通に路面コンディションを読むことができないんだ。以前にもここでレースをしたことがあるけれど、明日については、全力をつくすしかない。いずれにしても、明日のレースはスタートでトップに立ったものが勝ちという展開にはならないと思うよ。