F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > F1ニュース >   ベルギーGP 決勝トップ3記者会見 マーク・ウェバー

F1ニュース F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

ベルギーGP 決勝トップ3記者会見 マーク・ウェバー

100830BGP2.jpg

2位 マーク・ウェバー

Q.スタートでは、いったい何が起ったんですか?
マーク・ウェバー(以下、ウェバー)
フォーメーション・ラップに出る時、エンジンの回転が大きく落ち込んでしまったから、クラッチを調整したんだ。それで良くなると思っていたのだけれど、実際のスタートでは、かえって失速してしまった。いつも通りにやっていたから、何が原因か調べてみる必要がある。F1のスタートでは、小さなミスを犯しただけで、いっきに順位が下ってしまうからね。オー・ルージュを抜けたところでエドリアン(・スーティル)と競り合って交わして、フェリペ(・マッサ)も抜いて、セーフティ・カーが出るころには、セブ(フェッテルの愛称)の後ろに近づいていたんだ。その後の展開は微妙だった。1回目はピット・クルーが良い仕事をしてくれて、ロバート(・クビツァ)の前には出られなかったけれど、差を詰めることができた。コース上で抜くのは難しい相手だったから、2位に上れてラッキーだったよ。

Q.タイトル争いの上では、まずまずの結果でしたね?
ウェバー:
まったくそのとおり。小さなミスでノーポイントに終ってしまうかもしれないのだから。今日はみんなが与えられた役割を果たして、得点することができた。これでモンツァに向けて、勢いがつくだろう。

Q.スタートでクラッチに問題があったということですが、その後影響はなかったのでしょうか?
ウェバー:
スタート以外は、マシンにまったく問題はなかったよ。いつもどおりの手順でスタートしたんだけど、あんなことになり、まだ原因はよくわかっていないんだ。ここは1コーナーまでの距離が短いから、まだ助かった。来週のモンツァだったら、どれだけ抜かれていたかわからない。オー・ルージュからル・コームにかけて、すぐにいくつか順位を挽回することができたし…。終盤は何とかロバート(・クビツァ)を攻略しようとしたけれど、手強くてなかなか抜けなかった。プライム・タイヤでのハンドリングが完璧ではなく、ついてゆくだけで精一杯だった。雨が降り始めたあとの方が良かったし、おかげで差を詰めることができたけれど、すぐにタイヤを交換しなければならない状況になった。このときは、作業にすこし時間がかかっていたけれど、ロバートの方がもっと長くピットに留まっていたおかげで前へ出ることができたよ。そのあとは、インターミディを履いてゴールまで走り続けたわけさ。あのスタートから2位まで挽回できたんだから、じゅうぶんに満足している。

Q.ストレートのスピードはどうでした?
ウェバー:
ロバートも同じエンジンで良いレースをしていたのだから、今日はどこもほぼ同じだったと見ていいだろう。ルイス(ハミルトン・)は最初に差をつけていったけれど、もし接戦ならば、きっと面白いレースになっただろう。本当ならセブとジェンソン(・バトン)も絡んでいたところだ。次のモンツァでは、全員がそろって戦うことになるかもしれない。

【翻訳:Shigehiro Kondo】
記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER