[WRC]ライコネン、ショッピングモール内でカートレースを開催

9月9日(木)〜12日(日)に北海道で行われるWRC第10戦ラリージャパンの開催を記念して、9月7日(火)、千歳アウトレットモール・レラの施設内にて、WRCに参戦中の元F1チャンピオン、キミ・ライコネンにカートレースで挑戦するイベント「Red Bull Raikkonen Challenge」が行われた。
当日10時から配布された整理券は、即時で無くなるほど盛況を博し、今回、見事参加権を獲得した100名は、13:00より店舗駐車場の特設コースでエンジンカートを使用したタイム・トライアル形式の予選を行い、上位3名と、女性1位の計4名がライコネンとの対戦権を獲得。20:00、千歳アウトレットモール・レラ閉館後、会場には、平日の夜にも関わらず、2500人を超える人々が来場。その大勢の人々が見守る中、日本のラリー界の第一人者である新井敏弘選手、地元札幌出身の平中克幸選手を含む4名のゲストドライバーと、予選通過の4名が一台ずつ走行してタイムを計測を行い、新井選手が28秒578のタイムをマークすると、一般参加の阿倍弘作さんがそれを0.004秒上回り、首位に立った。
そして、最後にキミ・ライコネンが登場すると、会場のボルテージは一気にヒートアップ。熱狂的な声援を浴びながら走行開始。ライコネンは、最初の一周目から好タイムを叩きだし、その速さには、会場は大きくどよめいた。F1チャンピオンの格を見せ付けた彼は、続く2周目、その日の最速タイムとなる27秒167を計上。そのタイムがそのまま最速タイムとなり、結果、ライコネンに次ぐタイムをマークした阿倍さんが、レッドブル・ライコネン・チャレンジの優勝者となった。優勝した阿倍さんは、「イベントは120%楽しめました。こうして優勝できたのはまぐれです。皆さんありがとう」とコメント。今回のイベントに対し、ライコネンは、「子供の頃からカートは何度もドライブしているけど、ショッピング・モール内を走ることを経験するなんて、思わなかったよ。とにかく、多くの人々に集まってもらって、声をかけてもらえることは嬉しい。ラリー・ジャパンを迎えるけど、日本は特別な場所のひとつだから、これからの一週間が素晴らしい毎日になればと思う」と、コメントした。




