浜島裕英 タイヤ”deep”トーク イタリアGP直前スペシャル
イタリアGP 直前スペシャル
・予選中のソフトとハードのタイム差は、だいたい0.1〜0.2秒。
・トラックの改善(路面状況の良化)があり、タイムにして0.1〜0.2秒。
・ソフトの方が、オーバーステアが若干少ない・・・というコメントが多い。これは金曜日とは違う状況。
・決勝レースでも、ソフトは有効に使えるというコメントが多い。
・ただし、左フロントのイン側にブリスターが出る可能性があるので、気をつけないといけないと思う。
・このブリスターは、予選のセッティングでは出ていなかったが、フリープラクティスでは、これが出ていた人が三人ほどいた。
・セッティングの変更でブリスターが生じる可能性があるので、レースでは注意する必要がある。
・レッドブルは、「ほんのちょっと”いじった”だけだったが、あんなに遅くなってしまった」と語っていた。
・デグラデーションの予測値は、金曜日の段階とほとんど変わっていないと考えていい。
・ジェンソン・バトンは、ソフトタイヤにフィーリング的な違和感(微妙なヌルヌル感?)を覚えているよう
で、パラボリカを全開で行けないとも語っている。
・今回のプライム(ハード側)は、このサーキットに対しては、ちょっと硬すぎるくらいの仕様。したがって、きわめて安定しているので、それとの比較ということもあるかもしれない。
・レッドブルがここでは「有利ではない」ことの原因は、タイヤではないはず。エンジンパワーが少ないので(メルセデスに比べて)、セッティング的にダウンフォースを付けられないのがその理由ではないか。(この傾向は、去年も同じだった)・タイヤにとってこのサーキットは「耐熱」が最も重要。それはフロントの左側に、最も顕著に表われる。
・今年のタイヤの形状は「割りと丸い」ので、キャンバーよりも、トウを変更した方が効果が出るはず。
・決勝レースにおけるタイヤの適切な交換時期だが、今年の場合は、摩耗的には、交換しなくても走れる(完走できる)。
・ラリーみたいに、滑らせて走るのであれば、ソフトは10〜14周くらいで交換するのが、おそらく一番速いはず。