ヴァージン・レーシングが世界をリードする旅行バッグ・メーカーと提携
ヴァージン・レーシングは旅行バッグのトップメーカー、アントラーと来るシンガポールGPに関して、1戦のスポンサー契約を結んだ。アントラーのロゴマークは、F1カレンダーの中でもユニークで、人気の高いシンガポールGP開催中にヴァージン・レーシングのマシンに貼付され、夜間レースのスポットライトに映えることだろう。
アントラーは、軽量を特徴とする新しいバッグを提供し、全20戦という来季のカレンダーをこなすのに求められる厳しい移動を支援することになっている。ヴァージン・レーシングのエンジニアが日々取り組んでいるものと同様の仕事が、アントラーの本社でも行われている。性能面で妥協することなく、重量を少しでも削ることが、優れた旅行バッグを作る上で重要なファクターとなるからだ。
アントラーの新しいリキス・モデルは、世界最軽量を誇るハード型スーツケースのひとつで、アントラー製品に共通する強度を保ちながら、81㎝のもので3.6kgという驚異的な軽さを実現している。一方、F1マシンの制限重量は620kgなので、ヴァージン・レーシングVR-01も旧型ミニの半分という信じられていような軽さを備えているわけだ。
◆ヴァージン・レーシングCEO、グレーム・ロウドン
「アントラーが私たちのパートナーに加わってくれたのは、非常に喜ばしいことだ。私たちは技術面でも運営面でも、あらゆる点で進歩することを心がけており、とりわけマシンの戦闘力強化が急務となっている。アントラーの支援が、その課題を成し遂げる上で大きな力になることは間違いない。ヴァージン・レーシングは常により高い性能を追求しており、F1の厳しいレギュレーションを守りながら、安全性と信頼性にも配慮してマシン作りを進めている。80年以上も旅行バッグを製造してきたアントラーも、私たちと同じ課題に取り組んできたはずなので、たいへん親近感を覚える」。
◆アントラーCEO、ディビッド・ベンジャミン
「さまざまな点で私たちの仕事と共通するところを持つF1という競技で、ヴァージン・レーシングと手を組むことができて光栄だ。強度と安全を確保しながら可能な限り軽量化を推し進めることが、両者に共通した仕事だ。2011年には私たちの新製品、リキスが移動の際、その軽さでヴァージン・レーシングのスタッフに役立つものと期待している」。