F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェルナンド･アロンソ
フリー走行1=11位/フリー走行2=4位
「ターン18で進入を遅らせすぎて、エスケープ･ロードへ出てしまったんだ。ギヤをリバースに入れてコースに戻ろうとしたら、1速に入って止まってしまってね。フルタンクで走る予定だった最後の20分間を無駄にしてしまったから、かなり痛いよ。ブレーフィングでエンジニアから、トラブルの原因はギヤボックスの新しいパーツが壊れたためだと聞かされたんだ。金曜は、来シーズンのためのものも含めて、いろいろなものをテストするから、こういうこともあるよ。セクターごとのタイムは悪くないし、ライバルと互角に勝負できるほどさ。ブーウン･リヤウイングを装着した場合とそうでない場合を試したんだ。装着した方がよさそうだけど、最終的な結論を出す前に、もうすこし走り込んだ方が良いね。ハード･タイヤは耐久性が優れていて、ソフトの方は思った以上にグリップが高かったよ。1回目はコースがスリックを使えるほど乾いていなかったから、あまり走らなかったんだ。インターミディエイト※1を履いても、すぐ消耗してしまっただろうね」。

◆フェリペ･マッサ
フリー走行1=19位/フリー走行2=7位
「いろいろな仕様を試すために、ずいぶん走り込んだよ。特に重要だったのは、ブローン･リヤウイングを使った場合と使わない場合の比較だね。マシンのバランスがあまり良くなかったから、コンディションが微妙だった1回目から、ずいぶん周回を重ねたよ。特にソフト･タイヤを履いた時、オーバーステアが強くなりすぎていたんだ。まだまだ多くの作業が残されているけれど、好調なレッドブルとでも勝負ができそうだよ。路面が濡れていると滑りやすくて、縁石や新しく舗装したカ所は、特にその傾向が強かったね。ハード･タイヤは温度が上るまでに少し時間がかかったんだ。ソフトだとその心配はなさそうだけど、逆に消耗に悩まされそうだよ」。