日本GP 決勝トップ3記者会見 マーク・ウェバー
2位 マーク・ウェバー
Q.今日2位になって、チャンピオンシップ争がさらに有利になりました。
マーク・ウェバー(以下、ウェバー) 非常に良い1日だったよ。予選ではセブ(フェッテルの愛称)と接戦だった。スタートが上手く行かなかったら、レースは難しくなったと思う。ロバート(・クビツァ)のホイールナットが外れたことは、僕にとって少しラッキーだった。最初のラップで気づいて、いくつか破片が飛んでくるのが見えたから、彼を抜きたかった。セーフティ・カーが出ているときに抜いて問題ないかチャーリー(・ホワイティング/FIAの技術責任者)に尋ねたけれど、結局、ロバートはリタイヤしたよ。セブにおめでとうと言いたいね。彼は素晴らしい仕事をしたから勝利に値するし、フェルナンド(・アロンソ)の走行も悪くなかった。3人にとって良い日だったし、自分のポジションに満足してるよ。
Q.セバスチャンに近づきました。それでも抜けなかったのは、サーキット、それともタイヤのせいですか?
ウェバー: サーキットだね。それに、セブの後ろに居続ければ、ジェンソン(・バトン)も追いかけてくることを気にしていたんだ。もしジェンソンが長く留まれば、セブにプレッシャーをかけつづけて、使うタイヤがなくなることを確認する必要があったから。ジェンソンにはフェルナンドを後退させて欲しかったから、適切なバランスが必要だったんだ。セブとの差を取り戻すのは面白かったし、その後はトラックの状況が全てを決めたんだ。
Q.セバスチャンにプレッシャーをかけすぎたくないですか? それでも後半、フェルナンドに激しく攻められた。バランスは難しかったですか?
ウェバー: 予選の戦いは拮抗していたんだ。鈴鹿ではポールを取るのが大切で、今回はセブが取った。それからロバートが素晴らしいスタートをしたけれど、セーフティ・カーの後ろで問題を抱えたから、最初のスティントでソフトタイヤを履いたセブと僕が比較的ラクに前に出て、その後にピットストップをしたんだ。ペースをコントロールしていたのは、ジェンソンかもしれない。彼がピットストップしなければいけないと分かっていたし、すごく遅いわけではなかったけど、速くはなかった。 彼がピットに入ったとき、あとはレースを完成させるだけだった。9周めからじゃ、基本的にフォーメーション・フィニッシュだね。セブを抜くのは本当に難しかったし、2位に満足してるよ。
Q.ライバルは誰ですか?
ウェバー: 2週間前は、ルイス(・ハミルトン)がトップだった。それからフェルナンドと、常に変わっているからね。大切なことは、うまい具合に差がついていることなんだ。あと3戦、75ポイント。5人のうち、ジェンソンはウェットで、何勝かしてるけど、ドライだったら、4人のうちの誰かだ。また勝つ自信はあるけれど、信頼性も重要なんだ。自信はあるよ。
Q.セバスチャンがピットに入ったとき、彼を攻めるために、2〜3周多くトラックに留まることは考えましたか?
ウェバー: 考えなかったよ。長くトラックに留まりすぎると、タイムをロスするしね。新品ならプライムタイヤのほうが良いから、早めにピットして、できるだけライバルの近くにいるほうが良いんだ。