オリジナル リリース-ルノー・F1・チーム【韓国GP(木)】
◆ロバート・クビツァ
“韓国GPがどうなるか、予想するのは難しい”
Q.鈴鹿のレースは残念でしたが、自分ではどのように振り返っていますか?
ロバート・クビツァ(以下、クビツァ) あれほど頑張れるとは思っていなかったんだ。鈴鹿はスパに似ているから、シンガポールよりは良いだろうと機会していたけれど、あそこまでやれたのは嬉しい驚きだよ。予選は全力をつくし、自分でもビックリするほど前のグリッドに並べてけど、それを結果に結びつけることができなかった。でも、レースだからああいうトラブルが起ることもある。あのあとは、もう考えないようにしてるよ。
Q.韓国は全員にとって初めての場所ですが、何か知っていることはありますか?
クビツァ: You Tubeで動画を見たし、チームといっしょにできるかぎり情報を収集しているんだ。木曜にエンジニアとコースを歩く前に、バーチャルな走行は経験しているんだ。まぁ、いろいろ考えるより、実際に走ってみることだろうね。
Q.サーキットの印象はどうですか?
クビツァ: なかなか面白そうだよ。長いカーブや高速と低速の区間といった、いろいろな要素がそろっているからね。最後のセクターは、かなり難しそうだよ。路面がどれだけグリップするかで、ずいぶん違ってくると思う。グリップが高ければ、いくつかのコーナーを難なく全開で抜けられるだろうけど、低い場合は難しくなる。ホッケンハイムやカナダといった、今年も新しい舗装でグリップが刻々と変ってゆくことがあったから。だから、韓国GPの週末がどういう展開になるか予想するのは簡単じゃないんだ。僕たちのマシンがライバルチームと比べてどの程度のものかもね。
◆ヴィタリー・ペトロフ
“今週末はトップ10入りが目標になる”
Q.次の韓国GPにそなえて、どんな準備をしましたか?
ヴィタリー・ペトロフ(以下、ペトロフ) 新しいサーキットで、まだレースがおこなわれていないから、準備をするのがたいへんだったよ。得られる情報がほとんどないからね。シミュレーターを使ってコースをだいたい憶えるくらいのことしかできなかった。新しいサーキットで、みんな初めてだから、いつもより少しは条件がいいかもしれない。
Q.いつも初めてのサーキットをどうやって憶えているのですか?
ペトロフ: 自分で歩いて確かめるのが一番だろうね。自転車で走ってみるのも良い。縁石やランオフエリアなどを確認しておかなければならないんだ。こうしたことが大事なんだけど、実際にわかるのは最初のフリー走行が始まってから。最初のフリー走行が終るころまでには、コースを完全に記憶していなければならないんだ。
Q.コースのレイアウトについて、まずどんな印象を持ちましたか?
ペトロフ: トリッキーなサーキットだと思う。第3セクターは低速コーナーを2速か3速で抜けるから、なかなか難しい。ターン7とターン8は高速カーブで、他に3本の長いストレートがあるから、Fダクトの働きが重要になる。全体に、ウチのマシンには向いていそうだよ。追越しが可能なカ所もあるんじゃないかな。
Q.残り3レースとなりましたが、目標は?
ペトロフ: ずっとトップ10入りを目指してて、この週末もそれが目標になる。鈴鹿では、それだけのポテンシャルがあることを確認できたんだ。今度は、ああいうミスをしないようにしたいね。ポイントを獲得することが重要で、韓国でもそれを狙っていくよ。
Q.ソチで2014年にロシアGPが行われることになりましたが?
ペトロフ: 母国がああいう決定をしてくれて、誇りに思っているよ。これで、ロシアのF1人気がさらに高まるはずだよ。ほとんどのドライバーが自国のGPを経験しているけれど、僕も近いうちにおなじ経験ができるというわけさ。