オリジナル リリース-BMWザウバー・F1・チーム【ピレリ・テスト 初日】
今日、F1マシンが19年ぶりにピレリ・タイヤを装着して走ることとなった。暖かい理想的なコース・コンディションに恵まれ、小林可夢偉はアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで83周の走り込みを行った。
◆小林可夢偉
ファステスト・ラップ: 1:40.950 / 周回数: 83周
「ピレリのタイヤは良くできてる思います。テストの目的は、タイヤがどのように働くかテストして、それに合わせてどうマシンを改良していくべきなのかを探ることでした。そのためには、使い慣れたブリヂストン・タイヤとどう違うのかを知ることが重要です。タイヤの性能は一貫していますね。午前中は消耗が激しくてタイヤの扱いに苦労しましたが、その後にセットアップをいくつか変更したら、問題はなくなりました。僕たちにとってすごく興味深いテストでしたよ」。
◆ジェイムス・キー(テクニカル・ディレクター)
「たいへん得るところの多い1日だった。基本的なセッティングは、それほど変わらない。すこし手を加えるだけで、すぐにマシンのバランスを改善することができた。予定どおり、まず短い走行を行い、最後にロングランを試した。ピレリ・タイヤの挙動について、多くのことがわかったし、セッティングの変更にどう反応するかも把握できた。得られたデータをピレリのエンジニアにも手渡したが、タイヤの性能は、すでにかなり高いレベルにあると思う」。
テスト2日目は、午前中が可夢偉、午後は新しいチームメイトのセルジオ・ペレスが担当する。
【翻訳:Shigehiro Kondo】