マクラーレン、MP4-12C GT3の開発を発表
マクラーレンは、GTスポーツカー・レーシングに復帰することを明らかにし、CRSレーシングとパートナーシップを組み、新しいロードカーであるMP4-12CをベースとしたGT3レーシングカー開発、2012年に向けて準備をしていることを発表した。
MP4-12Cは、カーボン製で軽量、そして空力面を配慮したシャシーを導入し、勝利へのパフォーマンスを約束されたロードカーである。
2012年から、マクラーレンとCRSレーシングは、マクラーレンMP4-12Cをベースにしたハイパフォーマンスなスポーツカーを、GT3のヨーロッパのプライベート・チームのために供給し、サポートする。
マクラーレンF1GTRのデビュー戦となったル・マン24時間耐久レースに勝利してから15年、そして、ル・マンでの最後のレースから12年、成功と経験を持つイギリス基盤のチームは、MP4-12Cロードカーを GT3でのウィニング・マシンとして仕上げる目的で開発を開始した。
マーティン・ウィットマーシュ(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス代表)
「我々にはレースの血が流れている。MP4-12CをベースにGT3カーを開発することは、自然な流れだ。我々には、GTレーシングを含めた世界中のモータースポーツで伝説的な歴史がある。このGT3プログラムで名声を維持することを目的としている。将来のスポーツカーのプロジェクトがどう進歩しようともだ。12Cの構成とデザインは常にハイパフォーマンスとメンテナンスのし易さを目的に見据えている。これは潜在的な顧客にとってとても重要な基準となる。我々の自動車チームの莫大な量のレース経験と、CRSレーシングの専門的な開発により、MP4-12CGT3は2012年からGT3でレースをするトップチームにとっては、とてもエキサイティングな計画となることだろう」。
アンドリュー・キルカルディ(CRSレーシング代表)
「マクラーレンのような会社とともに働く機会を得ることはとてもまれなことで、一緒に仕事ができることを光栄に思う。我々は共に、グリッド上に最も質の良いGTカーを並べることを目標としている。マクラーレンのエンジニアリング経験は他には並ぶものがないものっで、12CGT3カーにも反映されることだろう。今回のプログラムで最も重要な局面の1つは、これがカスタマー・サービスになるということなんだ。この理由で我々は、他に負けない価格で限られた数のクルマを製造するだろう。その結果は、ランニング・コストを維持し、無敵の経験をクルマのオーナーに提供するという、信じられないGTカーとなるだろう」。
2012年のマクラーレンMP4-12C GT3レーシングカープログラムに関する発表は、www.mclarengt.comから確認ができる。